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スローレポート 『S-Report』 (3/18号)
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3月5日、 地域貢献CSRフォーラム2010「夢を運ぶ まちが笑う 地域と企業をつなぐCSR」(主催:さいたま商工会議所 共催:NPO法人ハンズオン!埼玉)がさいたま商工会議所で開かれた。
◆◆◆ 夢を運ぶ まちが笑う 地域と企業をつなぐCSR ◆◆◆
-「だからできない」から「だからこそできる」へ
主催者のさいたま商工会議所、共催者のNPO法人ハンズオン!埼玉の挨拶のあと、第1部「夢を運ぶ まちが笑う 地域と企業をつなぐCSR」として近畿タクシーの代表取締役の森崎清登氏の講演が行われた。
タクシー会社だからできるまちづくりを行っている森崎氏は震災をきっかけに地域のことを考えるようになったという。「長田を元気に!」との想いから長田区ユニバーサルデザイン研究会を立ち上げ、長田の名物のもつ煮「ぼっかけ」を使った「ぼっかけカレー」の商品化や神戸長田コンベンション協議会会長として観光の振興をしている。
また、本業のタクシー事業では買い物に不自由をしている人向けのサービスやロンドンタクシーを活用した多様なタクシーサービスを行っている。神戸のスイーツショップを巡る神戸スイーツタクシー、お花見タクシー、水着で須磨海岸までいける海のタクシー、そして、JAZZの街神戸を地元メーカーの特製オーディオを搭載したタクシーでライブハウスなどを巡る神戸ジャズタクシーなど運行している。
森崎氏はタクシーを単なる移動手段ではなく、まちのひとに必要とされるものでありたいと思い、「夢を運ぶまちが笑う」タクシーとまちづくりを行っている。
第2部のパネルディスカッション「人と会社をつなぐ まぜこぜ効果で まちが笑う」として中央共同募金会 企画広報部 副部長阿部陽一郎氏がコーディネーターとして前述の森崎氏などがそれぞれの立場から地域貢献CSRについて語った。
まず、埼玉トヨペットCSR・環境部の渡辺新一氏は、同社本社ショールームを障がい者団体、シニア団体、子育て団体やNPOと連携しながら行う「はあとねっと輪っふる」の活動について述べた。
次に、アートフルゆめ(希望)まつり事務局の長出口朱輝氏は、震災ボランティアの経験や音楽・アート活動をする人や団体と地元の企業、商店、行政、福祉団体との協働を通して新たなまちをつくる「アートフルゆめ(希望)まつり」の中からまちづくりについて述べた。
盲導犬ユーザーで小学校での出前授業などをしている水出智津氏は自ら実践しているこどもたちへの福祉教育のこと述べ、目の見えない立場からタクシーを使って困ったことなどからタクシーですぐにきることを語った。
第3部の「参加者交流タイム」では神戸スイーツを食べながら企業やNPO自治会関係者などの参加者が和やかに交流した。
2月17日、さいたま市の浦和コミュニティセンターで埼玉地域ファンド研究会第32回「グループ内・支店単位でのCSR推進─地域とつくる防災ネットワーク」として東京ガス(株)埼玉支店の広報とCSR社会貢献を担当する土屋ひろみ氏からその取り組みを聞いた。
大企業においては、本社がCSR経営に積極的でも支店単位になるとCSR推進がむずかしいといった声もよく聴きますが、同支店では独自に市民との協働で「さいたま防災ひろば」や「さいたまエコシアター」を行っており、その様子や支店ならではの工夫などを聞いた。
企業でも「うちはタクシー会社だからまちづくりは関係ない」、「うちは支店だからCSRはできない」と言う声を多く聞く。
しかし、近畿タクシーの森崎氏はタクシー会社「だからこそできる」ことを本業で行っている。もちろん、神戸スイーツタクシーはどのタクシー会社でもできることではない。これらの事業は従業員のつながりやまちづくり中で神戸のスイーツショップとのつながりをつくってきたからできることである。
「夢を運ぶ まちが笑う 地域と企業をつなぐCSR」には、つながりをつくり「だからできない」から「だからこそできる」が必要である。
〔参考〕
近畿タクシー
http://www.kinkitaxi.com/
さいたま商工会議所
http://www.saitamacci.or.jp/法人ハンズオン!埼玉
http://www.hands-on-s.org/
NPO
東京ガス(株)埼玉支店
http://www.tokyo-gas.co.jp/area/saitama/index.html
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」3月学習会
今年は、大和証券福祉財団ボランティア活動等に関する調査研究助成による「まきコミュニケーション事例研究会」を行います。
コミュティワーカーが地域福祉、福祉教育の観点で自分の関わっている実践を記述して、それを報告会で参加者で検討し、まとめます。
毎回、第一発表者の事例発表の内容はMLで開催日2日前までに発表者から送られますので、必ず読んできてください。
■日 時 3月16日(火) 午後7時~9時
■場 所 東京国際大学第二キャンパス
25号館(福祉実習棟)2526教室
埼玉県川越市的場 2509
大学へのアクセス:
http://www.tiu.ac.jp/about_tiu/about/access.php
キャンパス内の地図:
http://www.tiu.ac.jp/about_tiu/about/campus02.php
■主 催:コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」
http://blog.canpan.info/vcsc/
■内 容
第1部 「まきコミュニケーション事例研究会」について
研究代表・統括 埼玉大学の河村美穂先生
第2部 事例研究会
「事例」
ソーシャルプロデュースネット
長岡素彦
「配食サービス事業」
鳩山町社会福祉協議会
金子雅恵
4月20日(火)(2526教室) 大橋 野田
5月18日(火) 高木 長谷川
6月15日(火) 牧野 本庄チーム
7月15日(火) 多田 山口
8月末 合宿 中久保 浦上 牛久保
*毎回、第一発表者の事例発表の内容は開催日2日前までに発表者から送られますので、必ず読んできてください。
第一発表者の事例発表の内容は当日です。
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