ESD-J全国ミーティング@仙台
「震災からの再生×生物多様性×ESD」
-いのちと多様性とコミュニティをもとにした再生を-
2日目
「震災からの再生×生物多様性×ESD-いのちと多様性とコミュニティをもとにした再生を-」の2日目は昨日のふりかえりから始まった。
生活再建として市民による復興住宅(仮設住宅ではない)の建築、市民の仕事づくり、助け合い・経済などがあり、いろいろな動きがあるがバラバラに行われているが、それを関連づけていくことが重要とのこと。
それにしても、まず、被災地の問題をしっかり聞き、問題解決を考えて、それをそれぞれの地域、全国、世界に共有、発信することが必要である。
<全体セッション>
ESD-J、2014年に向けての重点テーマの紹介
ESDのゴールについて地域と世界を持続可能にするため、また、震災を受けて計画・アクションプランをつくる。
地球市民の視点をもって地域をよくすることを学び、実践する。地域のさまざまな主体をつないで、学びの場を作り、問題解決を行う。
展開方法 学校・社会での展開、コーディネータの仕組みづくり。学びと実践の交流。支援するツール、リソース、カリキュラムの構築、メディア連携のためのアクションも必要である。
中越復興の経験より 阿部巧氏(中越防災安全推進機構)
阿部氏は、中越の暮らしの再生 個人に期すことなく、みんなで考える復興、一人でも多く地域に帰ることを目標とするコミュニテイの一体的再生支援を行った。
同じ震災でも地域性の違いや地震被害規模の違いがあり、今回は福島原発地域も含めて「先のみえなさ、希望の喪失」が重大な問題だと思う。
今回、中越の経験を生かして、郡山のビックパレット避難所の生活改善を行った。その後の郡山の仮設住宅はコミュニテイをバラバラにしてしまう。
コミュニティづくりの必要性、新しい人とのつながりが重要でそのために中越では生活支援相談員(社協)、地域復興支援員による支援を行い、行政と住民の直接関係だけではない、支援ができた。
人の生てきた歴史を大切にする復興をして来たと思う。
ワールドカフェ「私たちにできること」
その後、「私たちにできること」というワールドカフェを行った。
分科会「私たちにできること」
これらを受けてグループに分かれて「私たちにできること」を討論し、まとめ発表した。
全体会では「私たちにできること」として生の声を伝える(語り部)、現場を見るから始まり、つながり・ネットワークをつくり、教育を見直しも新たな社会をつくることなどがあげられた。
その後、総括と今後に向けてが行われて会は終了した。
ESD学校教育研究会
26日、ESD学校教育研究会では仙台で震災支援についての集まりをもった。
話題提供として「学用品の支援、高田高校への支援について」梶原昌五氏(岩手大学)が最近まで行った支援の内容と感じた問題点を語った。