1/8号 派遣切りと「日本でいちばん大切にしたい会社」

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 スローレポート 『S-Report』(1/8号)  
 
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 「年越し派遣村」から始まった雇用の問題が再び注目を浴びている。

◆◆◆……   派遣切りと「日本でいちばん大切にしたい会社」   ……◆◆◆

 5日の総務省の仕事始めで坂本哲志総務政務官が東京・日比谷公園の「年越し派遣村」について「本当にまじめに働こうとしている人たちが公園に集まっているのか」と指摘して問題となっている。
 
 6日、経済団体の賀詞交歓会が開かれた都内のホテルに経団連の御手洗冨士夫会長に企業の社会的責任を問う公開質問状を提出するため非正規労働者を支援する8労組がを訪れたが、経団連に「アポイントがない」として拒否された。

 このことに関して非正規労働者を支援する労働組合から「パーティーやっている時間はないんだよ。国も自治体も(対策を)やっている。市民もボランティアで“派遣村”をやった。何もやってないのは大企業だけ」との発言が毎日新聞に寄せられていた。
 (毎日新聞 2009年1月6日 20時29分(最終更新 1月6日 20時54分))

 8日、都内でおこなわれた経団連主催の「労使フォーラム」の講演で御手洗会長は企業に対し「雇用の安定に最大限の努力を注いでもらいたい」と述べたという。

 坂本総務政務官などの政治家の現実認識の稚拙さには言及する気にもならないが、日本経団連は企業の社会的責任・CSRに取り組んでいるはずである。

 ここでご紹介したい本があります。

 昨年出版された坂本光司さんの「日本でいちばん大切にしたい会社」です。

 この中に、多くの事例がありますが、神奈川県川崎市の日本理化学工業が50年前に社員の願いで障害を抱えたの女の子を採用し、それ以降雇用し続け、今では障害を抱えた人の雇用率が70%になっていることが載っています。

 坂本氏は「会社経営とは『5人に対する使命と責任』を果たすための活動」であるとして、経営の目的を以下の5つに定めています。

 1 社員とその家族を幸せにする
 2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
 3 顧客を幸せにする
 4 地域社会を幸せに、活性化させる
 5 株主を幸せにする

 その他にもこの本には「日本でいちばん大切にしたい会社」の実例が数多く掲載されています。

ここに出てくる「日本でいちばん大切にしたい会社」は企業の社会的責任・CSRを行なっています。
 企業の社会的責任・CSRをしていても「とうてい大切にできない会社」もあります。

 この本は坂本氏の経営者やビジネスマン対象の講演の前に「10分だけ、最近強く心に感じたこと」として日本理化学工業の話を同氏がしたのを聞いた出版社の人の尽力によって出来ました。

 【担当編集者のコメント】
 http://www.asa21.com/tb1/nihonde_itiban_taisetunisitai_kaisya.html


「日本でいちばん大切にしたい会社」 坂本光司 (著)

 価 格: 1,470円
 単行本: 207ページ
 出版社: あさ出版 (2008/3/21)
 ISBN-10: 4860632486  ISBN-13: 978-4860632489
 発売日: 2008/3/21


◆◆◆……             ご案内              ……◆◆◆

北海道的ESDを構想する
「森と海から考えるESDプログラムづくり」
~ 第二回 ESD(持続可能な開発のための教育)担い手ミーティングin北海道 ~

2009年1月17日(土)13:00~18:00、18日(日)9:30~15:30
参加費 無料

開催趣旨:
「国連・持続可能な開発のための教育の 10年」 (2005~2014)がスタートしてはや4年。
北海道においても、少しずつESDを意識した取り組みが広がってきているように思います。ESDの学びを地域づくりへと結びつけていくためには、北海道の地域性に根ざした学びのプログラムが必要です。今回の担い手ミーティングでは、北海道の自然環境と密接に関わる林業(森)と漁業(海)に焦点を当て、その現状と課題を検討しながら、それらをテーマとしたESDのプログラムを皆で考えたいと思います。皆様のご参加をお待ちしています。

第1部 「第一次産業からESDへのヒントを!!」
17日(土)
13:00~
 参加者相互の自己紹介・相互活動報告
14:00~15:35
 漁業や林業の視点からESDを考える
【ゲスト】
 畠山 敏さん  紋別在住漁業者、北海道ウタリ協会紋別支部長
 佐藤 孝弘さん 北海道立林業試験場・保健機能課
 山崎 栄子さん 生活クラブ生活協同組合 理事

第2部 「ESDのプログラム・デザイン」
17日(土)
15:45~18:00
 グループ・ディスカッション~活動の課題と可能性~

18日(日)
 9:30~ ESDのプログラムのアウトラインづくり
12:00~ 昼食
13:00~15:30 ESDのプログラムのデザイン

ファシリテーター:長岡 素彦さん
持続可能な開発のための教育の10年さいたま代表、ESD学校研究会事務局長としてESDの推進を行うと同時に、まちづくり、福祉、オルタナティブツーリズム、ソーシャルベンチャーなどで持続可能な会づくりを行なっている。

<会場> 北海道環境サポートセンター
   札幌市中央区北4条西4丁目1 伊藤・加藤ビル4階
※ 札幌駅すぐ目の前です。
<参加対象> ESDを意識した活動に関わっている、関心を持っている北海道内の団体関係者・個人
<参 加 費> 無料
<参加申込> 
 末尾の申込用紙にご記入の上FAXもしくは、同様の内容をE-mailでお送りください。
       ※ 送付先:さっぽろ自由学校「遊」・小泉 
FAX.011-252-6751 E-mail:koizumi@sapporoyu.org

< 主 催 > 
第一部:環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)
第二部:NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
協 力:北海道環境サポートセンター
 *この事業は、地球環境基金の助成対象事業です      

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第二回 ESD担い手ミーティングin北海道 参加申込書

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所属:

連絡先(住所・電話番号・E-mail):

ESDに関連してこれまで取り組んできた・今後取り組みたい活動についてお書き下さい:

この会に期待することなどありましたらお書き下さい:


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