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スローレポート 『S-Report』 (2/5号)
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「私たちとたべもの」をめぐる問題は食品偽装、毒物混入など数多くある。
その中でも「遺伝子組み換え食品(生物)」(GMOs/GMO Genetically Modified Organisms)についても問題がある。
◆◆◆…… 私たちとたべもの ……◆◆◆
-遺伝子組み換え食品を考える
しかし、遺伝子組換え技術が分かりにくいだけでなく、遺伝子組換え食品の安全性確保の仕組みや技術も非常にわかりにくい。
1月25日、かわぐちパートナーステーションで「私たちとたべもの~遺伝子組み換え食品を考える~」がピープルズシアター・リコリコの主催で行なわれた。
この催しは、2008年度ドゥコープ市民活動支援金助成事業「みちばたからまちづくりプロジェクト」の一環であり、まち・地域で市民が体験しながら「遺伝子組み換え食品を考える」ものだ。
まず、挨拶と趣旨説明の後、演劇的自己紹介やアイスブレイクのあと、早速、参加者が2人1組で、まちのスーパーに出かけて棚に並んでいる食品の中から遺伝子組み換えの表示の有無や内容を確認してきた。
次に、講演者の国際環境保護団体グリーンピース・ジャパン遺伝子組み換え問題担当の棚橋さちよ氏とともに、参加者が確認してきた「遺伝子組み換えの表示」について話し合い、問題点などを論議した。ここでは、遺伝子組換え食品の内容やその安全性を評価する技術および仕組みも分かりにくいだけでなく、表示も分かりにくいことなどが問題になった。
続けて、棚橋氏より遺伝子組換え食品の基礎から問題点までを聞いて論議した。グリーンピース・ジャパンでは、多様な取り組みのひとつとして、知らないで遺伝子組み換え食品を食べてしまわないように『トゥルーフード・ガイド -食べていませんか?遺伝子組み換え食品-』を無料配布している。
また、グリーンピース・ジャパンは、日本中の団体とともに「遺伝子組み換え食品表示の法改正を求める100万人署名」で表示を変えようとしている。
その後、ピープルズシアター・リコリコによるワークショップセッションでは「遺伝子組換え食品」を題材に「私たちとたべもの」について考えて共有するかなどをテーマとして参加者と演劇的手法のワークショップを行なった。
今回のフォーラムでは「私たちとたべもの」をめぐる問題の中で非常に重要で、また、分かりにくい・実感から遠い「遺伝子組み換え食品」を知識だけでなく、フィールドワーク・お店探検や演劇的手法のワークショップなどの方法を使って参加者で考えた。
大事な問題の「分かりにくいこと」を「勉強する」のも大事だが、「分かりにくいこと」を「楽しく分かりやすくする」ことも大事ではないか。
ピープルズシアター・リコリコの報告
http://blog.canpan.info/rico/
◆◆◆…… ご案内 ……◆◆◆
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みちばたからまちづくりプロジェクト「みちばた劇まつり」
2008年度 ドゥコープ市民活動支援金助成事業
持続可能な環境と農-ESD
空き地から始まる持続可能な社会
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*2008年度 ドゥコープ市民活動支援金助成事業*
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地元足立区で足立グリーンプロジェクトで農をもとにする環境活動・ヒートアイランド対策を行ない、畑がついてるエコアパートをつくるなど活動を行なわれた平田裕之氏さんのお話をお聞きしながら、持続可能な環境と農について考えます。
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■ 日時
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2月8日 日曜日 午後1時より5時まで
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■ 会場
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さいたま市 浦和コミュニティセンター 第10集会室
(JR浦和駅東口 目の前 パルコ10階)
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■ 参加費
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500円
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■ 対象
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どなたでも
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■ お問い合わせ・参加申し込み方法
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(1)「氏名(ふりがな)」(2)「住所」(3)「TEL」
(4)「E-mail」(5)「ひとこと」
を明記の上、以下のFAX、E-mail、WEB のいずれかにて
お申し込みください。
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■ 内容
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・挨 拶
・講 演 「ESD持続可能な開発のための教育」
・講 演
「空き地から始まる持続可能な社会-エコプチテラスから畑がついてるエコアパートまで」
元足立グリーンプロジェクト 代表 平田裕之氏(地球環境パートナーシッププラザ)
・ワークショップ
*平田裕之氏プロフィール
元足立グリーンプロジェクト代表 /地球環境パートナーシッププラザ
主な著書 「畑がついてるエコアパートをつくろう」 自然食通信社 2008
足立グリーンプロジェクト http://www.greenproject.net
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■ 主催/共催
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主 催:ピープルズシアター・リコリコ
共 催:持続可能な開発のための教育の10年さいたま
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■ お問い合わせ
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ピープルズシアター・リコリコ
URL:http://ricorico.ws/
E-mail:ricorico@kun.ne.jp
FAX:048-834-2052 TEL:080-3469-9182
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ピープルズシアター・リコリコは、演劇的手法を使った社会参加の
方法「ピープルズシアター」を広げる活動を行っている団体です。
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◆ ベーシック・インカムをご存じですか? ◆
「生きるための経済
なぜ所得保証と信用の社会化が必要か」
地域経済格差、労働問題、
福祉、教育、環境などなど、
複雑化した現代の社会問題への
包括的な解決の糸口を提供するベーシックインカム。
その可能性を探り、学び語り合う、第2回目の集いです。
◆日時 2009 年3 月8 日(日)
14:00 ~ 15:40 主催者挨拶/ 関曠野さんのお話
15:55 ~ 17:40 質問・意見交換(延長あり)
◆場所 タワーホール船堀401 研修室
都営新宿線船堀駅前/
◆連絡先 03-5287-4770(佐藤)
◆スペシャルゲスト 関曠野(せき ひろの)さん
◆当日問合先 tel.090-6124-3502(佐藤)
◆参加費:1,000 円( 資料代,お茶代,会場費含む)
◆主催 『ベーシックインカム・実現を探る会』
『フォーラム・スリー』
◆申込先 『ベーシックインカム・実現を探る会』
study.bi@gmail.com
・・・・申し込みフォーマット・・・・
あて先【3/8講演会ベーシックインカム】
お名前( )
ご住所( )
電話&FAX( )
ご職業・所属など( )
☆どこでお知りになりましたか?
( )
※ 資料準備の都合上、必ず事前申し込みをお願いします。
※ 定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。
http://www.forum3.com/bi/
■ ゲストスピーカー関 曠野(せき ひろの)さんより
● 所得保障というと福祉政策を徹底させたものと思われるかもしれな
い。そこから、福祉の行き過ぎは人間をダメにするといった反論が出
てくる可能性もある。しかし、所得保障の本当の意味は近代経済の方
向を逆転させることにある。近代経済では、なけなしの所得でもそれ
を得るために能力を勤勉に発揮することが美徳や名誉とされ、そうい
う価値観が経済システムを支えている。もし、所得保障が実施された
ら、そういう労働倫理や能力主義は色あせることになる。そうなると
価値観やモラルが違ってくる。たとえば最低所得保障があるなら、カ
ネにならない芸術、学問の研究、伝統芸能の継承、有機農業などに勤
しむ人が増えるだろう。
● 市場の飽和と産業のオートメ化が潜在的なものも含め大量の失業を
生んでいて、それが格差社会の形をとっているのである。(中略)基
礎所得の保障によってしか解決できない問題なのである。そして、所
得保障は、失業者を飼殺しにする福祉のバラまきでも社会主義的指令
経済でもない。むしろ経済の安定と活性化につながる。
● 完全投資による市場の飽和で世界的に膨大な余剰資金が生じてい
る。それが資本主義をギャンブル化させているだけでなく資本の犯罪
資金化を引き起こしている。(略)この事態の解決策は、資本を社会
に徹底的に拡散させること。所得保障もそういう方策のひとつである。
山崎農業研究所発行『耕』2007 年春No.112 所収
(「地球温暖化とポスト工業社会」関曠野著)より抜粋
■ 関曠野さん(プロフィール)
1944 年生まれ。評論家(思想史)共同通信記者を経て、1980 年より在野の思
想史研究家として文筆活動に入る。思想史全般の根底的な読み直しから、幅広
い分野へ向けてアクチュアルな発言を続けている。著書に『プラトンと資本主義』
『ハムレットの方へ』(以上、北斗出版)『野蛮としてのイエ社会』(御茶の水書房)
『歴史の学び方について』(窓社)『みんなのための教育改革』(太郎次郎社)『民
族とは何か』(講談社現代新書)などがある。また訳書に『奴隷の国家』ヒレア・
べロック(太田出版)がある。現在、ルソー論(『ジャン=ジャックのための弁
明 ― ルソーと近代世界』)を執筆中。
主催
■ ベーシックインカム・実現を探る会
「すべての個人への無条件な所得の保証」というBI の基本的な提言
を、さまざまな立場の市民が多様な視点で考える会。この提言を前
向きに考えたい方ならどなたでも参加することができます。
■ フォーラム・スリー
20 世紀初頭の思想家ルドルフ・シュタイナーの社会論に基づいた
社会実践やビジョンを提供しているオープンスペース。
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スローレポート『S-Report』
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