20100401

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  スローレポート 『S-Report』 (4/1号)

 

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     ◆◆◆平和芸術の果たす役割◆◆◆

 

 3月22日、東京の大東文化会館で「平和の文化教育の特性と課題 ー平和芸術の事例を踏まえて」(主催平和の文化をきずく会)が開かれた。

 

 

 この平和の文化フォーラムは平和の文化とデモクラシーをテーマに国連「世界の子どもたちの平和と非暴力の文化国際10年」の最終年に平和の文化をきずく会によって企画された。

 スピーカーの立命館大学社会学研究科博士研究員の金惠玉(Kim Hye-ok) 氏は国連・ユネスコの平和の文化と「平和の文化の教育」の特性の整理を行い、民主主義教育、反差別や非軍事化などと国際的交流・相互理解の必要性を述べた。

 また、「平和の文化の教育」の今後の課題として平和的に学べる雰囲気、平和体験としての平和教育、平和運動による平和教育、メディアリテラシーとしての平和教育を説明した。
 そして、平和芸術の実例として、コスタリカの平和アート教育、アメリカのアートセラピー〔HWH: Healing the Wounds of History〕や韓国の非暴力直接行動「ろうそくデモ・ロウソクデモ」やデジタル直接民主主義などを述べ、これらの平和芸術が育む「民主的な感性」の重要性を述べた。

 

 世界には多様な平和教育があり、また、平和を築くためには教育以外にも多様な方法も存在するが、しかし、その方法が強制とか教え込むというような非平和的方法ではおかしなことになる。

 金氏が言うように平和芸術・アートが平和の文化をきずくのはもちろん、平和芸術が育む「民主的な感性」が平和の文化の基礎となり、平和につながっていくのではないか。


 今回の主催の平和の文化をきずく会は、国連がUNESCOを中心に「平和の文化国際年」(2000年)および「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010年)に取り組むことに共鳴した日本の教育・平和・人権・環境等に関わる個人や団体・組織が、「平和の文化」を研究・創造・普及するために結成したNGOです。(同公式サイトより)

 

 同会では、今回のようなフォーラムやブックレットの発行(最新刊「きずきあう平和と非暴力の文化」)や「私の平和宣言-世界1億人署名運動」などを行っている。

 その中で、「私の平和宣言-世界1億人署名運動」はユネスコを中心に取り組まれており、この宣言に世界で7000万人、日本で100万人以上の方々が賛同署名しているが、現在、日本では平和の文化をきずく会が中心となって「世界1億人署名運動」を継続している。

 

 また、同会は「平和の文化をめざす国際10年自治体アンケート」調査を行い全国の自治体よりのアンケート結果を集約している。

 

 同会では、これら「私の平和宣言-世界1億人署名運動」や「平和の文化をめざす国際10年自治体アンケート」調査などの「世界の子どもたちの平和と非暴力の文化国際10年」の10年間の日本での活動成果をユネスコ・国連に報告していくという。

 

◆◆◆             ご案内              ◆◆◆

 

「支え合いを形にする」事業仕上げフォーラムのお誘い

 

最近、世上では「事業仕分け」が話題ですが、誰もが気持ち良く暮らせる社会に向けて、さまざまな活動に取り組んでいる人たちのやわらかなネットワークであるコムケア活動では、事業仕分けならぬ「事業仕上げ」をテーマに公開フォーラムを開催いたします。

テーマは「支え合いを形にする」です。こんなプロジェクト(活動)を立ち上げたいのだが、自分ひとり(自分たちのグループ)だけではなかなか難しいという思いをもっている人からその構想を発表してもらい、関心を持った人たちで、その事業を実現していく方策を考えて、実現に向けての一歩を踏み出す場を目指すフォーラムです。
なお、このフォーラムに引き続き、4~6月に事業仕上げ支援サロンを開催し、7月頃にそれぞれの事業の経過発表会を開催する予定です。

急なお誘いですが、コムケアが考える、新しい社会的起業のスタイルへの挑戦でもありますので、ぜひ多くの方にご参加いただければうれしいです。
会場でお会いできるのを楽しみにしています。

 

■日時
2010年4月4日(日曜日)午後1時半~4時半(開場1時)

■会場:文京シビックホール(アカデミー文京アトリエ)
  http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html

*参加者数によって会場が変わる可能性がありますので、ご注意ください。

■進行プログラム(予定)
13:30~13:50  オリエンテーション
今回のフォーラムの趣旨と進め方をお話します。
13:50~14:20  事業構想の呼びかけ
          こんな事業をしたいと考えている人から構想を発表してもらいます。
予定されている呼びかけ事業は次の通りですが、当日参加の方からの発表も歓迎です。
 <呼びかけが予定されている事業構想>
「支えあいのための事業LLPジョイントベンチャー」
「創年のたまり場とワンコイン・カフェ」
「清水なめこ起こし」
「都内にみんなの居場所づくり」
「商店街元気プロジェクト」
14:20~15:50  ワークショップ
          呼びかけテーマに分かれてのグループ単位のワークショップで、参加者の知恵を集めて構想を練る。途中で、チームのシャッフルを行ない、相互の学び合いも行う予定。
15:50~16:20  グループ発表と全体会議
16:20~16:30  アクションへの確認(グループ単位)

*終了後、 交流会を予定(自由参加)

■参加費
500円

■主催および問合せ先
  コムケアセンター(comcare@nifty.com

 

■アフタープログラム
これに引き続き、5回連続の事業起こし支援セミナー(サロン形式)を開催する予定。

<予定>
第1回 テーマ:マネジメントゲーム(決定:4月11日午後)
第2回 テーマ:対話法
第3回 テーマ:マーケティング
第4回 テーマ:社会事業
第5回 テーマ:事業中間発表会(相互にアドバイスしあう会)
事業発表会(7月に予定)

■こんな人にぜひ参加していただきたいです
・なにかの構想をもっている人(発表の場を用意し呼びかけてもらう)
・支えあいを形にしていくことに関心をお持ちの人
・興味あるプロジェクトに出会ったら参加してみたいと思っている人
・その他、好奇心旺盛で時間を持て余している人
などなど。

以上

 

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