書籍の電子化が進む
iPadだけでなく、
ネットでも新刊公開
iPadが日本でも発売され、書籍販売業界では電子化により紙の本や雑誌の売り上げが落ちることを懸念しているが、書店の組合である東京都書店商業組合(大橋信夫理事長)が11日、iPad向けに電子雑誌の配信6月から開始すると発表した。
出版社や作者はすでにネットでの公開を始めているが、このところ立て続けに現役有名作家が作品を無料で公開しはじめている。
大沢在昌氏は人気シリーズ新宿鮫の最新作「絆回廊 新宿鮫X」の連載を「ほぼ日刊イトイ新聞」で2月19日から開始し、毎週金曜更新されている。
渡辺淳一氏は「死化粧」を14日まで無料全文公開を行っている。
朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:渡辺淳一「死化粧」 無料全文公開
五木寛之氏の作品『親鸞』上巻が、12日から6月11日24時まで無料全文公開を行っている。
このようにiPadだけでなく紙のメディア自体も電子化に向かってすすんでいる。