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スローレポート 『S−Report』 (8/12号)
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◆◆◆ 双方向性のメディアとしてのラジオ ◆◆◆
民間放送連盟によると全国のラジオ局の半分が赤字だという。 もちろん、これはリーマンショックで広告収入が激減する以前からのことである。
3月15日、地上波ラジオがインターネットでも、電波で放送しているものと全く同じ番組を流すとう民放サイマル放送サービスが始まった。
radiko http://radiko.jp/
サイマル放送以外にも多チャンネル放送が可能な地上デジタル音声放送ジタルラジオ、そして、インターネットだけのインターネットラジオやPodcastがある。
近年、コミュニティ放送やコミュニティFMなどの地域や市民の放送も盛んになってきた。
スローレポート『S-Report』 2009/4/23号
「メディアの壁を超えて-『つばさ』は「古くて新しいメディア」をどんなメディアとして育ててくれるか」
さて、こういう状況において、地上波ラジオ局でもいろいろな取り組みが行われている。
日曜の午前にTBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」という番組がある。
安住紳一郎の日曜天国 http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/index-j.html
この番組は安住氏のキャラクターに負うとこの多い番組である。テレビに映る安住氏の姿は番組として「人気アナウンサー安住紳一郎」として演出(自己演出も含めて)されたもので、真剣に放送に取り組む本人は不本意なことが多いようだが、このラジオ番組では安住氏自身の企画による多様な取り組みを行っている。
地上波ラジオの取り組みとしてこの番組の試みを紹介してみたい。
◆リサーチ
2007年から毎年12月には番組独自に「リスナー確認調査」を行っている。これは、放送中にリスナーに対して「どのエリアから聴取しているか」を電話、FAX、電子メールなどで連絡してもらい、選挙速報形式で確認し伝えていくというもの。(2007年・2008年は1都6県、2009年は1都9県・関東外ネット含む) この中で、現在の地域の特性、リスナーの環境やAMラジオの電波特性によって聞こえていない場所が多くあることなどが判明し、この点を考慮した番組づくりを行っている。
◆メディアリテラシー
同番組のコーナー「さばいてにち10」でメディアリテラシープログラムとして「さばいて青春にち10エリート塾」が行われた。これは、同コーナーで小学生から大学生までがこのコーナーを担当して放送するというもので、リスナーと未来のラジオやメディアに関わる人を育てる試みである。
◆お出かけリサーチ
地上波ラジオ局では放送中に出かけて取材する手法を使っているが、同番組では「お出かけリサーチ」というコーナーがあるが、この8月1日の「にちてんオフ会に潜入」では「安住紳一郎の日曜天国」の聴取者の「オフ会」をツイッターで知ったスタッフがアポ無しで取材している。
にちてんオフ会に潜入☆~裏話~
http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/odekake/20100801.html
◆他局の放送への言及
安住氏はNHK全国学校音楽コンクールの放送で熊本大学教育学部附属中学校の合唱を聴いてから、合唱とNHK全国学校音楽コンクールの話をたびたび行っている。そして、NHK総合『Nコン2010スペシャル 合唱のちから』に出演を果たした。
このほかにも「ロト2」「エアロト」という画期的なプレゼント企画や番組をPodcastで配信するなどの試みを行っている。
「ポッドキャスト天国」(「安住紳一郎の日曜天国」の一部分をPodcastで配信) http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/pod/index-j.html
このようにもこの番組は従来の地上波ラジオ局の手法を発展させリスナーとの関わりを増やしている。
未だに「インターネットは双方向性のメディアで、従来のメディアは一方的」というような名言(迷言)あるようだが、ラジオでは従来から双方向性を目指す取り組みを行ってきた。
TBS"不動産"株式会社の体制の中でも、社員やスタッフは厳しい環境で仕事をしながらこの番組はラジオの双方向性を生かして、新たなメディアや情報環境の中であたらしい取り組みを行っている。
もちろん、地上波ラジオの各局も多様な取組みを行っており、民間放送連盟のメディアリテラシープロジェクトでも地域局の「マホラマ。--愛媛のワカモノ☆コミュニティ」のような試みもある。
新たなメディアや情報環境の中で地上波ラジオも含めて双方向性を生かしてどのようになっていくか、そして、コミュニティ放送やコミュニティFM、市民メディアとどう関わるのか。
この点も含めて、9月の第8回市民メディア全国交流集会「武蔵野・三鷹メディフェス2010」のslowtimes.net主催の分科会「地元のメディアを考える~コミュニティアをつくるメディア・メディアリテラシー」で考えたい。
(参考)
安住氏とスタッフがロケバス?のハイエースで歌うラップ ☆安住は今日もロケだった☆
♪朝日がサンサンおはようさん
今日も遅刻の安住さん
今日も乗ってるハイエース
なれるか明日の局(6チャン)のエース
たまる有給
変わらない基本給
妄想してたら突然ディレクターのキュー
3・2・1キュー
「こんばんは安住紳一郎です」
オー!
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
ESD(持続可能な開発のための教育)授業デザインフェスタ 2010
ワールドカフェ「ESD 学校と地域でつくる未来」
持続可能な未来のために育みたい力と地域
今年のESD学校教育研究会のESD(持続可能な開発のための教育)授業デザインフェスタ 2010は ワールドカフェ「ESD 学校と地域でつくる未来」を行います。 今回は、「ESD・未来をつくる授業・実践」の報告や「ESD・学校と地域ですすめる」地域実践 や教育委員会と学校のESDの取り組みの報告などがあります。
また、ワールドカフェ・ワークショップで午前中には「生徒と学校でつくる未来・ESD」として 「ESD・未来をつくる授業・実践」の報告や参加者の意見をもとに学校での教育を考え、午後は 「学校と地域でつくる未来・ESD」として地域での実践や地域実践や教育委員会、地域の取り組みの 報告や参加者の皆様の意見をによって「持続可能な未来のために育みたい力と地域」を考えます。
日 時 : 8月21日(土) 午前10時30分より午後4時30分
場 所 : 大東文化会館 301/302 (東京都板橋区) 東武東上線東武練馬下車 徒歩2分 地図 http://www.daito.ac.jp/fle/block_9593_01.pdf
主 催 : ESD学校教育研究会 共 催 : 関係性の教育学会、持続可能な開発のための教育の10年さいたま
参加費 : 500円
記
内 容:
「ESD・未来をつくる授業・実践とは」 淺川 和也(東海学園大学)
◆ラウンド1「ESD・未来をつくる授業・実践」-育みたい力と全体計画」 長岡素彦(SD学校教育研究会 事務局長) ◇わたしが思う「育みたい力」
◆ラウンド2 「消費者市民社会の実現に向けた開かれた学校づくり ー「現代社会」課題学習とリンクした文化祭企画 (フェアトレード、北海道産直販売)を事例として」 魚山秀介(帝京大学教職センター・教職大学院専任講師) ◇「育みたい力」を実現する授業
◆ラウンド3「ESDとまち学習ー縮退社会における持続可能性」 陣内雄次(宇都宮大学) ◇「育みたい力」と地域
◆ラウンド4 「多摩市教育委員会の取り組み」 千葉正法(多摩市教育委員会 参事) ◇「育みたい力」と教育委員会
◆ラウンド5 ◇「育みたい力」と地域の関係
◆ラウンド6 「ESD成増小学校の学校・地域の連携」 清水哲也(板橋区立成増小学校 校長) ◇「育みたい力」と地域の人
全体会(ハーベスト )「持続可能な未来のために育みたい力と地域の力」
◆お申し込み info-lab@cyber.email.ne.jp か F AX 049-233-0402へ下記のフォームでお送りください。
以下申込フォーム-------------------------------------------------------------------------
●氏名:
*所属団体(あれば):
●メールアドレス: *電話(連絡先よろしければ):*参加動機(差しつかえなければ):
◆お問い合わせ ESD学校教育研究会 ESD School Net (通称 Sネット)
〒350-1174 川越市かすみ野2-8-4 持続可能な開発のための教育の10年さいたま内 TEL 049-257-9000 FAX 049-233-0402 info-lab@cyber.email.ne.jp
研究会のサイト http://www.e-tiiki.net/ESD
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