ツイッター、フェイスブック、mixiのいずれかに1日1回投稿している人1,000名への調査
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)がソーシャルメディアの実態調査を行った。その結果、各利用者の興味深い実態が浮き彫りになった。
調査は、この3月5日から11日までに実施。全国15歳から99歳までの男女合わせて7万6429サンプル中から、ツイッター、フェイスブック、mixiのいずれかに1日1回投稿している人1,000名を選んだ。
その結果、3つすべてのソーシャルメディアを使用している人は、全体の9.0%、上記のいずれか2つを使用している人は約26%、それぞれ1つだけ使用している人は約65%に上ることがわかった。ソーシャルメディアを重複して使用している人は少ない傾向にある。その中でも、mixi単独の人は35.8%、ツイッターのみの人は23.1%、フェイスブックだけの人は6.4%とmixiの人気が高かった。
また、サービスごとに利用の理由が違うことも判明した。フェイスブックとmixiを利用する理由は、「友人とコミュニケーションをとるため」が60%以上であり、ツイッターは、「自分の考えや感じたことを発信したいため」が51.2%もいた。この結果からは、フェイスブックとmixiが、旧友や現在の友人とのコミュニケーションツールとなっており、ツイッターが、より開かれた情報空間としての役目を担っているのを改めて認識させられた。
情報が蔓延して消費者が選択に困っている今、友人同士のフィルタリングがかけられたソーシャルメディアは、企業のマーケティング・コミュニケーション活動においても重要な要素となりそうだ。今後も、ソーシャルメディアの実態把握が、消費者行動を分析するための鍵となることだろう。
ツイッター、フェイスブック、mixiに求めるものは?実態調査が明らかにする特徴