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スローレポート 『S−Report』 (7/28号)
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◆◆◆ 震災情報支援の方向性 ◆◆◆
7月9日、東京のTKP 東京駅八重洲カンファレンスセンターでiSPP全体会合が行われた。
★今できることからはじめよう&STOP PANIC BUYING
★ヤシマ作戦 ウエシマ・シムラ作戦もヨロシク
iSPP情報支援プロボノ・プラットフォームとは、弁護士など各分野の専門家が、自分の持つスキルや経験を活かして社会貢献するプロボノの方法でICT情報通信技術の専門家としての個人・組織・企業が震災・復興に対して専門支援することを目的とした組織である。
第6回 iSPP 全体会合、 7 月 9 日(土)
http://www.ispp.jp/archives/617
Ustream.tv http://www.ustream.tv/recorded/15883893
まず、 iSPP 構想について、プロボノ登録制度、プロジェクト登録制度、多対多の最適化プラットフォーム構想について紹介された。また、ミッションに加えて策定中の行動規範が紹介された。
次に、運営を支援するツールとしてプロジェクトマネジメント(PM)の管理ツール(日本CAからの提供)についての説明がなされた。
これは、情報の支援を行っている団体、支援を連携して行くためのプラットフォームをつくりつつあるが、それを進めるためにプロジェクトマネジメントによって見える化を図る。そのためのオープンな先端のプロジェクトマネジメントツールを導入する。震災ではニーズがかわっていくので、それに対応するツールとして使えるし、リテラシーのトレーニングやウェブやヘルプディスクを提供する。
そして、情報行動調査の調査コンセプトと調査票が確定してヒアリング調査とインターネット調査の説明があった。すでに調査を始めているが、今後は災害復旧や政策に反映し最終的にはICT全体に反映する。
気仙沼での面接では、津波でインターネットは使えなかった。仮設住宅入居の開始で落ち着いたが、話までに時間がかかった。現地のカウンターパートが根ざしたボランティアが行っているので本音が聞けている。 震災調査としては場所、時系列別の調査は初めてなので、今までいわれていることとの違いが多いことが分かった。
その後、プレゼン及びワークショップテーマの発表が行われた。
事務局より「被災地でのほしい物リスト(Wish Lists)活用のためのマニュアル化について」、「NPO 等の活動支援パッケージについて」、「図書館支援活動を円滑に進めるためのプロジェクトマネジメントとは」、BHNテレコム支援協会より「海外NGO等との国際会議開催について」、長岡素彦より「ICTを使った仕事づくり」「防災教育・UN ESD
ICTによる学習支援(仮称)伝える・学ぶESDプロジェクト」「市民メディアとの連携」の提案が行われた。
ワークショップテーマを「海外 NGO 等との国際会議開催について」、「アマゾンのほしいものリストのマニュアル化」、「NPO 等の活動支援パッケージについて」として検討が行われた。
「海外 NGO 等との国際会議開催について」では、国連をからめて現地NPOにお金が落ちるような仕組みで資金、手段、目的を考え、iSPPがかかわり発信を担うこと、「アマゾンのほしいものリストのマニュアル化」ではマーケットプレイスで地元企業、アマゾン以外でも行うこと、「NPO等の活動支援パッケージについて」ではNPOが必要としているものボランティア募集、資金(支援団体への資金)を主に行う。東京での活動・営業を行う必要性があるなどが論議された。
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
第29回開発教育全国研究集会「オルタナティブな教育と開発教育」
http://www.dear.or.jp/zenken2011/index.html
日程:2011年8月6日(土)、7日(日) 会場:JICA地球ひろば
◆8月6日(土) 実践フォーラム 自主ラウンドテーブル
東日本大震災以降の教育・ESD・開発教育
実践者:陣内雄次・長岡素彦・松田剛史(ESD学校教育研究会)
東日本大震災以降の社会では、今までの持続不可能な社会のあり方が問われることになり、この事態に対して様々な立場の人々や教育が多様な活動をしていま す。このセッションでは総会の「開発教育の役割と課題~東日本大震災を受け て」を受けて、教育、ESD、開発教育、まちづくり教育、各教育はこの事態にど う立ち向かうのか、そして、今後の社会を教育としてどうするのかを参加者と論
議したいと思います。具体的には、開発教育についてはD-netの松田剛史氏(当 研究会員)、まちづくり教育については宇都宮大学教授の陣内雄次氏(当研究会 員)、ESDについては長岡素彦(他にも予定)が現行の学校のカリキュラム、指 導要領の中で学校教育でどのようにできるか、学校と地域が学び合う事で社会を どう変えられるかを提起し、論議したいと思います。
◆8月7日(日) 研究フォーラム 実践・研究報告
東日本大震災以降の社会のためのESD~「情報力」「調査力」「社会構想力」
発表者:長岡素彦(ESD学校教育研究会・iSPP情報支援プロボノ・プラットフォーム) 「開発教育の役割と課題~東日本大震災を受けて」を受けて、これから必要とされる学習と実践について今までのESDの研究・実践内容を提示し、参加者と検討したいと思います。 東日本大震災では、ネットを主とした情報環境が力を発揮し、発表や報道をどのように読み解くかが重要であり、メディアリテラシーやICTリテラシーを含めた「情報力」が重要となってきます。また、自然、災害、原発など被害の正確な知識やそれを検証する「調査力」が重要となってきます。そして、何よりも、今回の震災で今後の社会をどのようにしていくがをみんなで考えるための学習と行動のための「社会構想力」が重要となってきます。 ここでは、今まで持続可能な社会構築のためにESDとして養いたい力として、東日本大震災以降の社会でますます必要となる「情報力」、「調査力」、「社会構想力」に絞って論議したいと思います。
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