レスラーは折れない心を
サッカー選手は抗議を
スボーツ選手が体を張って見せた。
32年ぶりとなるプロレス・オールスター興行「ALL TOGETHER」が27日、日本武道館で東日本大震災のチャリティーマッチとして開催された。
新日本、全日本、ノアという日本のメジャー3団体を中心に82選手が参戦。超満員札止めとなる1万7000人のファンの前で、熱戦が繰り広げられた。
日本を代表するプロレスラーの武藤敬司と小橋建太は2年ぶりにタッグを組み、コーナーポスト最上段からバック転しながら相手に落下する必殺技「ムーンサルトプレス(月面水爆)」を初競演。メーンでは棚橋弘至(新日本)、諏訪魔(全日本)、潮崎豪(ノア)という3団体の現役ヘビー級王者トリオがタッグマッチで勝利した。
第2弾は被災地の宮城・仙台で来年2月19日に開催される。
デイリースポーツ 27日
日本代表GK川島永嗣(28)の所属するベルギーリーグ・リールスは23日、19日のゲルミナル戦で相手サポーターが「カワシマ! フクシマ!」とヤジを飛ばした件について、ベルギーリーグ協会に正式に抗議を行った。
リールスは、「これだけは許せなかった」という川島の思いを受けて、「福島原発の悲劇に川島は心を痛めている。これは、人間の尊厳の範囲を超える出来事だ」との抗議文を提出。リーグ側もゲルミナルへの処分を検討することになった。
一方、ゲルミナルは公式サイトに謝罪文を掲載。「JAPAN AID」と題した震災被災者への寄付を募るコーナーを開設し、今後のホーム試合でも募金活動を行うことを決めた。サポーター団体も「責任はわれわれにある」と謝罪。試合中に猛抗議した川島の行動が、ベルギーサッカー界に大きな問題意識を植え付ける結果となった。
サンケイスポーツ