「調査中なのに理解できない」 国会原発事故調が原子力規制庁設置法案を異例の批判
国会の東京電力福島第1原発事故調査委員会の黒川清委員長は2日、政府が「原子力規制庁」の4月設置などを柱とする原子力規制関連法の改正案を閣議決定したことに対し、「行政組織のあり方の見直しを含め提言を行う国会事故調が調査の最中にもかかわらず、組織のあり方を定めた法案を決定したことは理解できない」とする異例の声明を発表した。
声明は同日、野田佳彦首相や衆参両院議長をはじめ全国会議員に配布された。政府決定の見直しと「国会における責任ある対応」も求めている。
昨年10月に施行された国会事故調の設置を定めた法律の第10条では、同事故調が事故の原因究明とともに行政組織のあり方の見直しを含めた提言を行うよう定めている
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120202/stt12020217070006-n1.htm