こども参加プログラム
「私のお店 バ*ザール」
復興プランの展示
ポスターセッション
こども環境学会2012年仙台大会
21日、こども参加プログラム 「私のお店 バ*ザール from せんだい・こどものまち」が行われた。
ドイツのミュンヘンで行われている「ミニ・ミュンヘン~子どもだけが市民になれる街~」というこどもが仮想のまちを運営する“こどものまち”が全国で行われている。
せんだい・こどものまちは仙台で行われている“こどものまち”で、こども環境学会では、それを「私のお店 バ*ザール from せんだい・こどものまち」として開催した。
「会場で、大きな「市」を開いて、みなさんの手づくり作品を「仙台のおみやげ」として販売しよう、という計画を立てました。名付けて「私のお店バ*ザール from せんだい・こどものまち」。
いつもの手づくり作品に、「せんだい」の名称が入っているだけでOK ! ! そして、みなさんのアイディアで、いままで見たことない「仙台のおみやげ」ができたらいいなぁ、と 思います。さあ、「こどものまち バザール」へ。」
□【せんだい・こどものまち】とは
「せんだい・こどものまち」は、2002年にはじまりました。それから毎年継続し、2012年10月には第11回目の開催を迎えます。「まち」に入国できるのは小学生だけ、定員は200名。保護者の見学は受け入れていません。プログラム立案の段階には、小学生は参画していません。独自のアイディアと、緻密に計画された仕掛けによる、手の込んだ「ごっこあそび」。こどもたちには、空想と現実が織り成す物語の舞台で自由に遊び、創造性を発揮し、新しい自分たちの「まち」をつくり出してほしいと考えています。
運営は、児童館職員や保育・福祉を学ぶ学生等の、ボランティアによって支えられています。「こどものまち」を卒業して中学生になると「ジュニアボ*ランテ*アーノ族」として、再び入国できます。同様の「まち」は、佐倉、横浜、名古屋、京都、高知など、日本国内で30を超える地域に広がっています。
★2010年度(第6回)こども環境学会活動奨励賞受賞
★平成23年度子どもゆめ基金助成活動
また、22日は、こども参加プログラム「西公園プレーパーク」では、実際にプレイパークでの遊びを体験するとともに宮城での、「プレーパーク再開までの動き、石巻での遊び場の取り組みの様子、そして日本全国にいる遊び場づくり団体の情報も展示して」いた。
こども環境学会が実施した「東日本大震災復興プラン提案競技 知恵と夢の支援」の復興プランの作品の展示がされた。
復興支援活動のひとつとして日本ユニセフ協会との共同プロジェクトとしてこの「子どもが元気に育つまちづくり 東日本大震災復興プラン国際提案競技“知恵と夢”の支援」を行い、被災地などの多くのこどもや若者のプランの募集したもので、このプランは冊子としてもまとめられている。
ポスターセッションは学術活動・調査活動として「遊び」、「生活環境・空間」、「復興・安全」、「学習・環境学習」、「保育環境」、「芸術・玩具」、「まち・まちづくり」、「自然・自然体験」、「建築・設計」の発表、非営利団体の活動としての各種団体の発表がされた。
震災復興としては学術活動・調査活動の「復興・安全」の発表以外にも、非営利団体の活動の中でも「すべてのこどもに遊びを!」として西公園プレーパークの佐々木啓子氏から宮城でのプレイパークによる復興と遊び力についての発表があった。(写真)
また、「まち・まちづくり」の発表では、日本初のこどものまち、まちなかの小さな里山づくり、校庭が育む地域とこども、そして、私の「こどもの物語づくりとドラマティックファシリテーション」などが発表された。
また、21日には、ワークショップ1「宮城県美術館探険 齋正弘ワークショップ」、22日にはワークショップ2「PETA演劇ワークショップ」などが行われた。
20日には、エクスカーションとして宮城県沿岸部の被災箇所を視察しながら再開された保育所や仮設住宅などを視察するツアーと仙台市内の子どもの現場と建築を視察するツアーを実施した。
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