20120703

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 スローレポート 『S−Report』 (7/3号)

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◆◆◆ 対立したいのではなく、大事なものを守りたいだけ  ◆◆◆

 

6月30日関電大飯原発前で

  今日、一番心に残った光景。このときはかなり雨が激しくて、再稼動反対を訴え続ける女性たちが、機動隊の人が雨にぬれないように傘を差し出している。
 私たちはこの人たちと戦いたいわけではなくて、この人たちも含め、みんなの未来のために伝えたいことがあってここにいるんだと思った。池田 恵
 
写真はこちらから
http://www.slowtimes.net/2012/07/02/201207021/

 大飯原発ゲート前で再稼働に反対する女性が黄色い花を一輪ずつ警官の腕などに着けている場面です。彼らは全くの無抵抗で、黙ってそれを許していました。対立したいのではなく、大事なものを守りたいだけなのです。撮影者は冨田貴史さんです。(ちばゆみさんのツイッターより)

写真はこちらから
http://www.slowtimes.net/2012/07/02/20120702/


警備隊と市民がもみ合いになったときの、おじさんの警備隊に対する説得を、ここに記しておきます。


"私たちは仕事ほったからして自腹で来ているんです。警察官とぶつかり合うことが目的じゃないんです。なぜ夜中に雨に打たれながらここにいるかちょっと考えてください。

違法行為といいますが、私たちは関電に毎月1万円払うお客ですよ。あなたたちにぶつかるための武器も何ももっていません。準備もしていません。関電さんと話したいんです。読んで下さい。脇で見てて下さい。

またあとで関電の人が出て来て、アリバイ作りするんでしょう?隊長、呼んで来て下さいよ。発注した関電を呼んで下さい。大きな罪を侵そうとしているんです。回れ右して取り締まってくださいよ。

再稼働を止めよう。隊長、ちょっときて話そうよ。命がかかっているのに話をしようともしないのか。お願いしますよ。一緒に上司に頼みましょうよ。原発止めましょうよ。

力づくで押したって我々はすぐ戻るしかないんです。未来がないんだから、このままで帰れる訳ないでしょう。あなたたちも私たちと同じなんですよ。再稼働止めて下さいよ。国民を守って下さい。

福島の事故のあとに、大飯原発を動かすのかよ。東京電力を調査しよう。もう変えようよ。原発のない社会にしようよ。暴力のない社会にしようよ。一緒にやったら変えられるよ。

未然に防ぎたいんですよ。一緒に再稼働止めようよ。県知事に一緒に頼みに行こうよ。門の外に我々を排除したってダメなんです。地元に住んでいるから毎日来ます。みなさんにご迷惑はかけないですから。

関電さん、これ以上迷惑をかけないでください。お願いします。けが人が出ましたよ。原発守りたくて警察官になったわけちゃうやろみんな?暴力でも押し問答でもない、再稼働反対!

徹夜して雨にぬれた同じ仲間じゃないですか。顔に出せないのはわかりますけど、ちょっとでも孫や子どもの顔思いだして下さいよ。みなさんの協力な体力で押しつぶす人間じゃないでしょ、我々は。

みなさんのせいじゃないです。我々の思いできてるんです。お互いに時間の無駄です。話し合いをさせてくださいよ。ここはうちの土地ですって看板出してた人、呼んで下さいよ。話がつけばすぐ帰ります。

警察のみなさん、今日家に帰ったらツイッターみていてください。ネットで流れてます。家族や子どもたちがどう思うか。被害者を加害者にしようとしているんですよ。原発は犯罪です。放射能は雑人です。警察のみなさん、取り締まって下さい。

関電のみなさんもうそろそろ来てもいいんじゃないですか、敷地から出て下さいって。我々は徹夜ぐらいでへこたれませんよ。がんばりますよ。ちょっと出番はやめて看板の人、呼んで下さいよ。

もう福島のような惨状をなくすにはどうしたらいいか、想像しましょうよ。"

http://fuua.summa.hacca.jp/?eid=1269158

 
◆◆◆             ご案内              ◆◆◆

 第30回「開発教育全国研究集会」~DEAR30周年記念大会
━ http://www.dear.or.jp/zenken2012/
━ http://www.facebook.com/zenken2012

東日本大震災後のESD
 持続可能な地域をつくるESDコーディネーター・開発ファシリテーター

近年、東日本大震災や地域づくりでのコーディネータやファシリテーターが活躍
し、その重要性が認識されています。
ここでは、ESDコーディネーターの最近の状況(ESDJ)を解説し、既に活躍してい
るコーディネータやファシリテーターとして、北海道のあんじょう屋本舗の松
田剛史さん、宇都宮大学の陣内雄次さんと循環型社会形成共同研究チーム田中広
での未来コーディネーター、埼玉での長岡の新しい公共支援事業の地域共創
コーディネーターなどの事例を聞きながら東日本大震災後のESDとESDコーディ
ネーター・開発ファシリテーターについて参加者とともに考えます。


日本ではじめて開発教育が紹介されてから30年以上が経ち、 国際協力や教育の
現場でその取り組みはますます広がっています。

本研究集会は、開発教育の取り組みをより多くの方と共有し、広げていくこと
と、関連分野とも連携しながら、その取り組みを深めていくことの2つを目指し
ています。特に30回目となる今回は、これまでの開発教育の実践をふまえ、これ
からの開発教育の方向性を見出せるような意見交換をめざします。

昨年の東日本大震災後、国内における開発や教育を取り巻く状況は、それまでと
大きく変わりました。 こうした状況で、これからの社会形成にとって開発教育
が果たすべき役割は何か、またそれぞれの実践者は何ができるのか、 参加者の
経験交流・意見交換を中心に据えながら、個別のテーマにそって話し合います。
 
▼日時
2012年8月4日(土) 10:00~18:10(9:30受付開始/18:30~自由参加の懇親会)
2012年8月5日(日) 10:00~16:30(9:30受付開始)

▼会場
JICA地球ひろば(東京都渋谷区広尾4-2-24)
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
東京メトロ日比谷線広尾駅下車(3番出口)徒歩1分

▼参加費
2日参加 8,000円(DEAR会員・学生は6,000円)
1日参加 4,000円(DEAR会員・学生は3,000円)
※フィールドスタディ参加者は、別途1,000円が追加でかかります。

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