埼玉情報センターITサロン
これからの地域情報発信のありかた~紙媒体とWEB
10 月30 日、埼玉情報センターITサロン「これからの地域情報発信のありかた~紙媒体とWEB~」がさいたま市のさいたま市市民活動サポートセンターで行われた。
NPO法人埼玉情報センターは、市民が自ら地域の情報を市民が主体で発信することを推進する団体で、その活動のひとつとして埼玉情報センターITサロンを行っている。
今回は下記の趣旨で行われた。
「身近な地域情報はチラシや新聞、地域情報紙などとともにインターネットを使って発信する、または受け取る機会が増えてきています。既存の紙媒体とWEBのメリットを活かした、地域情報の発信のありかたについて参加者同士で意見交換を行います。」
趣旨説明、自己紹介の後に話題提供者からの話があった。
「紙媒体としての良いこと」として“らうんじ”発行人の中村進氏が岩槻の地域情報紙情報紙“らうんじ”について語った。
中村氏は、廃刊になりかけた地域情報紙情報紙“らうんじ”を引き受けて、広告をとり地元の人に配送を依頼して2万部を配布している。
読者が必要とする内容を提供していると、広告の依頼はあるという。
また、携帯販売店を経営している同氏は紙媒体は誰でも読めて地域では有効だと語った。
「Webで伝えられること」としてイーシティ埼玉取締役の小菅厚氏(NPO法人埼玉情報センター代表理事)は、情報サイト・イーシティ埼玉について語った。
小菅氏は、埼玉での情報サイトのパイオニアとして、県域でのWeb発信の状況などを述べた。
また、埼玉新聞社との連携もすすめている同氏は紙媒体とWebの利点を補っていくことが重要と語った。
その後、参加者とともに、地元の人が読むのか、他の地域の人が読むのかなどのターゲットを考えることなどを論議した。
これからの地域情報発信のありかたはターゲットを明確にして、世代や地域に合わせた媒体を使い、紙媒体とWebの利点を補いながらすることが必要ではないか。