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スローレポート 『S−Report』 (12/6号)
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◆◆◆ NGO・企業・地域と学校の連携で豊かな学びを生み出そう ◆◆◆
発展編 地域の人や課題と学校をつなぐ
11月17日、「NGO・企業・地域と学校の連携で豊かな学びを生み出そう 発展編 地域の人や課題と学校をつなぐ」(平成24年度環境保全戦略講座 環境教育分野)が東京青山で行われた。
(主催:独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部 企画・協力 :認定NPO法人 持続可能な開発のための教育の10年推進会議)
「豊かな環境学習を学校で展開したい
そんな思いを持つ学校の先生や環境NGO、企業、地域の人々はたくさんいます。でも、いざ外部講師が学校で授業を展開しようとすると、学校に受け入れられなかったり、授業がうまくいかなかったり・・・。でもそれには理由があります。
環境問題をよく知っているだけでは、学校で子どもたちの学習の場を作れるとは限りません。
この講座では、NPO、企業、地域の人々などの外部講師予備軍と、学校、そしてそれらをつないでいくコーディネーターの皆さんが一緒になって、子どもたちにどのような学びを生み出そうとしているのか、そのためには何が大切かについて学びあい、よりよい連携を生み出す力をつけたいと思います。」
持続可能な開発のための教育の10年推進会議による進行の説明と学んだこと、難しかったことなどの振り返りが行われた。
次に事例研究が行われた。
「天城学習を通して生徒の自尊感情を高める」として伊豆市教育委員会の大塚明氏は中学校の事例について述べた。
大塚氏は、天城中学校の校長の時代に地域の衰退や生徒の自尊感情の低下を問題としていた。その解決として、ESDをもとにして生徒の自尊感情を高め、地域を活性化するために教員を説得し、天城学習をつくりあげた。
天城学習は天城中の培ってきた伝統や総合的学習の時間を整理して、地域と係ることで生徒の自尊感情を高めるものである。
「連光寺小学校の特色ある教育活動」として多摩市連光寺小学校・教育連携コーディネーターの羽澄ゆり子氏は教育コーディネーターの事例について述べた。
地域で学校にかかわっていた羽澄氏は、多摩市が制定したピアティチャーとなり、学習支援や学校支援を行っていた。その後、地域と学校をすすめる教育連携コーディネーターに就任し、ESDを導入し、川や里山をフィールドとして「ふるさとを学ぶ」から「学びをふるさとにいかす」教育を展開している。
「環境市民のエコスクール事業」としてNPO法人環境市民理事の下村委津子氏は環境NGOの事例について述べた。
環境市民はビジョンを明確にもち、ネットワークによって環境問題の解決を図るために多様な活動をしている。
下村氏は、学校での環境学習プログラムエコスクールを兵庫県加西市に導入し、生徒が中心となり教員や保護者、地域とともに活動をコーディネーターして推進してきた。
エコスクールを生徒が地域で自発的に行ってきた結果、地域も生徒も変わったという。 これを受けて参加者がグループに分かれて、講演や講義から学んだことを論議した。
その後、実習として参加者がグループに分かれて授業案づくりを行った。参加者が持ちよった授業案を検討し、別の参加者がアドバイスを行って、それを発表した。
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
12月1日「教育支援コーディネーター・フォーラム」
「教育支援コーディネーター・フォーラム」では、学校や地域のニーズにあった教育プログラムとして、学校外のさまざまなリソース(社会資源)を活用するヒントを共有するため、学校内外の教育活動に関わるコーディネーター等が一堂に会する機会として実施しています。この場での、団体(企業・大学・NPO)とコーディネーター等の出会いを通して、改めて、子供の成長・発達のために今後どのような支援が可能なのか、一緒に考えてみませんか? 教育支援に関心のある企業やNPO等団体の皆さんのご参加をお待ちしております。
・主催 東京都教育委員会・地域教育推進ネットワーク東京都協議会教育支援コーディネーター部会 ・
日時
平成24年12月1日(土)10時15分~16時30分 (受付9時45分から)
★入庁にあたってのお願い フォーラム開催時間帯は、閉庁時間となっています。
入庁方法は、事前に送付する参加票とともにお知らせします。
・会場 東京都庁第一本庁舎5F大会議場
・参加費 無料
・プログラム
第1部全体会 教育支援コーディネーターと企業・団体との交流
10時15分~12時30分 ※各団体が出展形式で教育支援プログラムの紹介を行い、コーディネーターが各団体を訪問し交流します。
定員 400名
対象(1)教育支援コーディネーター(地域、学校支援、放課後子供教室等のコーディネーター)等、(2)教育支援団体(ネットワーク協議会会員団体、企業・大学・NPO等)、(3)区市町村関係職員、学校関係者、社会教育委員、青少年委員、PTA等
【出展企業・団体(予定)】公益社団法人経済同友会、NPO法人キーパーソン21、株式会社明治、株式会社みずほフィナンシャルグループ、NPO法人キッズドア、NPO法人コアネットうさぎママのパトロール教室、公益社団法人日本写真協会、NPO法人東京学芸大こども未来研究所、NPO法人コモンビート、NPO法人碁スカイパーク、日本アイ・ビー・エム株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社東京事務所、株式会社リバネス、NPO法人ブラストビート、株式会社テレビ東京、株式会社ワコールツボミスクール、NPO法人子供の成長と環境を考える会、株式会社教育と探求社、一般社団法人リーガルパーク、読売新聞東京本社、一般社団法人日本損害保険協会、NPO法人16歳の仕事塾、一般社団法人ディレクトフォース、東京証券取引所、コンビ株式会社、エスモードジャポン東京校、一般社団法人日本オーストラリアンフットボール協会、NPO法人さわやか青少年センター、株式会社ソフィアコミュニケーションズ、生協同組合パルシステム東京、東京ガス株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、NPO法人BONDプロジェクト、子ども演劇プロジェクトN.G.A、公益財団法人江戸糸あやつり人形劇団結城座、プルデンシャル生命保険株式会社、災害救援ボランティア推進委員会、NPO法人プラス・アーツ、NPO法人コドモ・ワカモノまちing、地域・団体連携協働部会(都教育庁)
第2部テーマ別分科会 13時30分~16時30分
※学校支援と放課後子供教室の2つのテーマに分かれて、教育支援団体(企業・大学・NPO等)と各地域のコーディネーターやスタッフにより、教育支援プログラムをめぐる課題等について意見交換を行ないます。
○分科会Ⅰ「大会議場でワールドカフェ~地域・社会資源と学校支援~」
対象:小中学校の地域(学校支援)コーディネーター、学校支援に関心のある企業・NPO・団体、行政担当者
定員200名
※昨年度好評だったワールドカフェを今年も実施します。カフェにいるようなリラックス気分で、さまざまな立場の人と会話を行うワークショップです。新たな出会いや発想が生まれるきっかけとして、お気軽にご参加ください。
○分科会Ⅱ「放課後子供教室と企業・大学・NPO・団体等との連携を考える」
対象:区市町放課後子供教室コーディネーター、放課後子供教室の活動支援に関心のある企業・NPO・団体、行政担当者 定員100名
※平成19年度から始まった放課後子供教室のなかには、企業・大学・NPO・団体等と連携して活動の充実を図っている事例も生まれてきました。分科会Ⅱでは、各団体等と連携した特色のある活動事例を紹介し、放課後子供教室と企業・大学・NPO・団体等との連携について考えていきます。
東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課 コーディネーター・フォーラム担当
電 話 03-5320-6893又は6859
ファクシミリ 03-5388-1734 メールアドレス ml-c-net@section.metro.tokyo.jp
・詳細及びちらし↓http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/net/coordinatorforum1201.pdf
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