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スローレポート 『S−Report』 (2/28号)
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◆◆◆ 市民がつくる小さなファンド ◆◆◆
現在、小さな自主的な活動への助成が減っています。
ここからも読めます。
http://www.slowtimes.net/2013/02/28/20130228/
たとえ、NPO法人であっても、企業も認定NPO法人を支援するような動きも増えています。
しかし、小さな草の的団体が、地域を支えてきたと思っております。
地域を支える草の的団体の支援には赤い羽・共同募金などがありますが、柔軟性はあるといえど、地域福祉以外には届かないのが現状です。
もちろん、社会的起業で対応することは重要ですが、草の的な団体に市民が少しずつ支援するということも必要です。
そういうファンドが必要だと思います。
ファンドで私が思い浮かぶのは2つの光景です。
ひとつは、千代田区のまちづくり助成金のプレゼンの場でのことです。パワーポイントを駆使したプレゼンの多い中、高齢のご婦人が手書きの書類をもって、わずかな額の助成をもとめて静かにお話しになりました。
被爆者でもあるそのご婦人は被爆者同士の傾聴やピアカウンセリングの活動を区内でしていたところ、区内の被爆者ではない高齢者の方からも仲間にしてほいと言われ、続けていたが、被爆者支援のお金しか無く、難しくなったので、恥ずかしそうにお願いしました。
もうひとつは、アメリカの寄付や奨学金のことです。
日本では、アメリカには寄付の文化があると言います。その通りです。
そして、たいていの方はビル・ゲイツやお金のたくさんある方の寄付や奨学金を思い浮かべます。 しかし、それ以上に、慎ましく暮らしているひとも少しの額を奨学金として出しています。一人の寄付はひとりの学生を支えられなくてても何人かで支えています。
実は、日本にもずっとこういう仕組みもあったのです。
こういう回路も重要です。
3.11の当日、帰宅難民となって女子高の避難所で過ごしてから、仕事などで大阪や名古屋、そして、東京にいました。
どこでも、若者が自分たちで急ごしらえの募金箱で募金の懸命の呼びかけをしていました。
朝からよるまで寒さの中、声をからして、一途に。
この時に、「誰かのために」という曲がずっと頭に流れてました。
「誰かのために」のキモチが、当初の大規模な募金ではなく、現在は小さなお金の流れとなって顔の見える被災地に行ってます。
市民がつくる小さなファンドそういうものですね。
ずっと、市民、企業の方、いろいろな方とファンドを長年継続的に事例検討をしてきました。
その最後にトライアルとして、市民がつくる小さなファンドをやってみます。
具体的にはいずれまた。
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
こども環境学会2013年大会(東京)のご案内
「こどものコミュニティ力」―こどものつながる力・つなげる力―
東日本大震災は「未来を担う子どもの成育環境を『幸せ』が実感できる持続可能で安全・安心な社会・地域づくりへ変革せよ」という未来からの警告と私たちは受けとめています。学会の特性をいかして多様な組織と連携して進めてきたこれまでの支援や前回の仙台大会(2012年)において、子どもたちが社会の一員としてコミュニティをつなぎ・つながる力を持っていることが明らかとなりました。本大会では、震災復興・地域再生にむけて次世代のしなやかで創造的な力「コミュニティ力」をいかし、それを支える大人の力を育み、さらに日本の持続可能な社会・地域づくりに協働する方策を探求します。
2013年大会(東京)実行委員長 神谷明宏(聖徳大学)
ACEウエブサイト:http://www.children-env.org
大会プログラム(予定)
◎開催日程:2013年4月26日(金)~28日(日)(※学会誌23号には19日(金)~21日(日)と記載されていますが、変更いたします。)◎開催場所:東海大学高輪校舎(東京都港区高輪2-3-23)http://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/takanawa/index.html
4月26日(金)◆エクスカーション(10:00~16:00予定)※大会参加と事前申込が必要東京サレジオ学園・三鷹市星と森と絵本の家・自由学園明日館(FLライト設計)など4月27日(土)◆オープニングセレモニー、◆国際シンポジウム、◆特別シンポジウム「子どもにやさしいまちづくり」、◆ポスターセッション①、◆ワークショップ、◆会員総会・懇親会4月28日(日)◆審査論文・卒業論文・修士論文発表会、◆分科会、◆ポスターセッション、◆2012年度こども環境学会賞受賞者講演、◆総括セッション・大会提言、◆表彰式・閉会式
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