障害者雇用で人件費圧縮
いわみ福祉会が2012年10月、浜田市に提出した収支計画によると、乗馬施設を通年営業した場合、指定管理料を含む収入総額を5855万円と試算。人件費や施設の維持管理費などを負担した上で、28万円の赤字を見込んでいる。
約4億4千万円の累積赤字を抱えて解散した第三セクター「かなぎ」が運営していた10年度の収入は6691万円。いわみ福祉会の収支計画より836万円多いが、682万円の赤字を計上した。
指定管理料も三セク運営と同額の2千万円。レストラン収入を柱とする事業形態も変わらない。一方、新計画では障害者雇用により人件費を三セク時代(2580万円)から22・7%減の1994万円に圧縮し、採算性を向上させた。