自尊心が低い人ほど弱者好き~乙武批判した車椅子ユーザーインタビュー2(かさこ) - BLOGOS(ブロゴス)
被災地取材でも経験したが、こうした「よけいなお節介」を批判すると、「被災者を助けて何が悪い!」と逆切れされる。また被災者や障がい者を批判することもタブー視される。でもそれっておかしくないか?被災者だろうが障がい者だろうが健常者だろうが、おかしな行動にはおかしいという。それが対等な人間としての付き合い方ではないのか。被災者だから障がい者だから何をやってもいい、弱者なんだから批判はしていけないって、対等な人間として見ていない証拠だと思う。そうやって弱者批判をタブー視し、よけいなお節介をすればするほど、双方にとって長期的にはマイナスだ。自己満足を押しつけることで自立を損なう結果になれば、むしろ支援というより迷惑行為に他ならない。でもこうしたことが障がい者支援など福祉の分野で、少なからず存在しているという指摘ははっとさせられた。中国人や韓国人をむやみやたらに苛烈に批判している人も、日常生活では自尊心が満たされないから、自分より「下の存在」を作り上げ、そこを批判することで、自分のプライドが維持されるという構造に近いと思っている。でもそういうのって歪んだ精神構造だ。それによって一時、心が満たされたとしても、長期的に永続的に心の底から自尊心が満たされることはない。