大阪メディフェス2013
〜メディアを捨てて、メディアになろう〜
大阪メディフェス2013
〜メディアを捨てて、メディアになろう〜
新しい市民メディアのかたち
「ニュースを創るのはあなただ!」8bitnews*のホームページの冒頭に書かれている。堀潤さんはNHKを退職後パブリックアクセスの実現をかかげ、ネットを使った新たなメディアの創出に取り組み始めた。コンテンツの時代と言われるが、実は重要なのはプラットフォームである。生きたプラットフォームがなけれ
ば、コンテンツに込められたメッセージは市民に響き渡らない。そして、響き合うメッセージがメディアのかたちをつくっていく。 今大阪でも独自なかたちのメディアがたちあがっている。決して放送ではないが「カフェ放送てれれ」と称する上映会。この指とまれ方式で2畳に入る人数で授業をしている「2畳大学」。
新聞をまわし読み、切り抜いて新聞をつくるという「まわしよみ新聞」。高度経済成長を底辺でささえてきた「釜ヶ崎のまち歩き」など実にユニークな活動をおこなっている。誰もが主体的に発信し、時に静かな、時に激しい叫びが、多くの人々の思いを駆り立てているという点で、堀さんも大阪の試みも共に市民メディ
アのプラットフォームとして響き合うものがある。今回これらの試みと各地から参加する皆さんと共に、1997年に再建された浄土宗寺院「應典院』の本堂ホールをメイン会場として、新しい市民メディアのかたちを語り合いたいと思います。
*市民が発信者として映像等を投稿できるインターネットニュースサイト
9月21、22日に「大阪メディフェス2013〜メディアを捨てて、メディアになろう〜」が大阪市の應典院など大阪府内行われた。
9月21日は「つなぐ大阪あっちっち!これもメディア!」が行われた。
22日には基調講演「表現とメディアを巡る練習問題〜8bitNewsの挑戦」として堀潤監督作品『変身 Metamorphosis』上映とトークが行われた。
堀氏はNHKを退職し、パブリックアクセスとオープンジャーナリズムの実現を目指し、8bitNewsを立ち上げた。
堀さんが制作した『変身 Metamorphosis』を上映し、メディアのあり方を述べた。
プロフィール:ジャーナリスト。1977年生まれ。 ’01年にNHK入局。「ニュースウオッチ9」リポーターとして主に事件・事故・災害現場の取材を担当。独自取材で他局を圧倒し報道局が特ダネに対して出す賞を4年連続5回受賞。’10年、経済ニュース番組「Bizスポ」キャスター。’12年より、アメリカ・ロサンゼルスにあるUCLAで客員研究員。日米の原発メルトダウン事故を追ったドキュメンタリー映画「変身 Metamorphosis」を制作。’13年よりフリーランス。NPO法人「8bitnews」(http://8bitnews.asia/wp)代表
みんなでディスカッションでは、21日のフィールドワークの報告を聞き、論議議した。
「こえとことばとこころの部屋」COCOROOM釜ヶ崎のまちあるき
http://www.cocoroom.org/
「カフェ放送てれれ」大阪市内の上映会場にて開催
http://terere.jugem.jp/
「まわしよみ新聞」應典院にてワークショップ
http://www.mawashiyomishinbun.info/about/
「2畳大学」空堀にて
http://taikutsu.main.jp/2joe.php
「住み開き」アサダワタル
http://terere.jugem.jp/