20131205

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 スローレポート 『S−Report』 (12/5号)

 

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 ◆◆◆ 流通とネット通販の先は ◆◆◆

 

 12月2日、セブン&アイ・ホールディングスが通販大手のニッセンホールディングスの買収を発表した。

 

 

 

 

 記事「超優良企業セブンによるニッセン買収で見えてくる、同社と日本経済の限界点」では、1970年代までの成長した流通産業が政府の規制によって、流通革命戦略から、大型店舗にこだわったイオン戦略があり、規制に従いコンビニに路線転換したのがセブン戦略があるという。

 「結果は明白で、ダイエーは倒産し、イオンは生き残ったものの低収益となり、セブンはもっとも高収益な会社となった。

 セブンは、既存のコンビニやスーパーによる売上げ拡大が困難であることや、ネット通販市場が飽和状態であることもよく認識しているはずである。それでもなお、ニッセンの買収に動いたのは、ネット通販はごくわずかだが市場の拡大が期待できるからにほかならない。これは規模の拡大が見込めない中、わずかなパイの奪い合いをしている日本経済の姿そのものである。」と結論づけた。

 

「超優良企業セブンによるニッセン買収で見えてくる、同社と日本経済の限界点」

http://blogos.com/article/75010/

 

 一方、ネット通販でもヤフーネット出店料の無料化や楽天市場の出展者によるセールの割引偽装などを行わなくてはならないほどのネット通販市場の飽和状態は明らかになっている。

 そして、このネット通販市場のキラーコンテンツ(目玉の)「タイムセール」は買えない場合が多く、ネット技術を駆使した一部の業者が「タイムセール」で購入し転売している。

「車や高級ホテルスィート等1名限定のセールでは、スクリプト言語などを駆使して注文を確定させている輩がいると思われます。(でないと1秒で注文確定できない)

正直このような一般消費者が到底買うことのできないタイムセールは早々にやめた方が良いと思います。一部の業者が得をするだけで、一般消費者を小馬鹿にした行為だと思います。」

「楽天市場のタイムセールで一瞬で売り切れる特価品は本当に買えるのかを検証してみた結果・・・」

http://sideb.hatenablog.com/entry/rakuten_time_sale_kaenai

 

 つまり、既存のコンビニやスーパーによる売上げ拡大が困難で、さらに、ネット通販市場も飽和状態で、それを打開するために、いろいろ手を打っているが、どれも決めてはない。

 

 アマゾンは30分以下で届けるために小型無人8翼ヘリ「Prime Air」をアメリカで公開し、実用化は2015年以降という。

 この次世代配送システムAmazon Prime Airは/8ローターの小型の無人ヘリコプター(オクトコプター)で、配送センターから客の自宅まで30分以内に商品を届けることを目標としているという。

 実際の機体を使ったデモ動画は下記のYoutubeから。

 

 Amazon Prime Air

 http://www.youtube.com/watch?v=98BIu9dpwHU

 

 

◆◆◆             ご案内              ◆◆◆

 

 エコプロダクツ2013

 

「環境」はいまや経済の成長戦略を考える上で欠かせない重要な視点であり、わが国が誇る先進的な環境技術や環境ビジネスは、国内外の持続可能性を持った経済発展にこれまでにも増して貢献できる可能性を秘めています。また、東日本大震災からの復興においても「環境」が果たす役割は非常に大きなものとなっています。

 

昨年、地球温暖化対策の枠組みを定めた京都議定書の第1約束期間が終了し、新たに第2約束期間に入っています。そして、11月には第19回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)がポーランドで開催されます。この流れの中で、わが国は自主的に地球温暖化防止に対応していくことになりますが、一方で、世界規模での持続可能型社会の実現に向けて、この問題に対峙していくことになります。

 

1999年から開催している「エコプロダクツ展」も、今回で15回目という「節目」の開催を迎えます。環境を軸とした経済発展や地球環境問題の解決に向け、国際的な規模で世界各国の政策が協議、実行される一方、わが国でも企業や環境団体などの積極的な取り組み、日常生活に組み込まれた生活者の環境活動等が行われています。

 

そのような中、開催される今年の「エコプロダクツ展」のテーマは「『今』つくる 地球の『未来』」。人間をはじめ、様々な生物の命をはぐくむ地球を次世代につなげていくために、私たち自身があるべき地球の「未来」を想い、環境問題解決を目指したビジネス創出や技術開発、持続可能な社会や地域づくり、自然と共生できる暮らし方について、「今」問い直し、行動していくことが大切です。

 

「エコプロダクツ展」では、そのような新たな環境ビジネスや技術ノウハウ、ライフスタイルのヒント等が一堂に紹介されています。これからもずっと続いていく未来を共に創造していきたいと感じている、皆様のご来場をお待ちしております。

 

 一般社団法人産業環境管理協会

 日本経済新聞社

 

名 称エコプロダクツ2013[第15回]

会 期2013年12月12日[木]~14日[土]10:00~18:00(最終日は17:00まで)

会 場東京ビッグサイト[東1~6ホール]

主 催(一社)産業環境管理協会、日本経済新聞社

http://eco-pro.com/eco2013/

 

 

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