5月17日、「彩の国NPO・大学ネットワーク 活動報告・交流会2014」 が開かれた。
「平成19年度から3年間にわたり開催された「NPO・大学シンポジウム」の実行委員会が提案した「 NPO・大学シンポジウム埼玉宣言」を受け、この宣言の趣旨に賛同するNPOや大学、企業、行政などが、大学生の学びの場の充実やNPOと大学の協働の更なる促進に向けて共通課課題の解決を図るため、「彩の国NPO・大学ネットワーク」が設立されました。」
挨拶の後、NPO・大学連携の事例報告が行われた。
『芝浦工業大学 地(知)の拠点整備事業(大学COC事業) まちなかラボの取り組み」として芝浦工業大学システム理工学部 環境システム学科の中村仁教授が上尾市のUR原市団地に開設したサテライトラボで地域の自治会や行政、事業者などとの連携事例を語った。
次に『学生とシニアによる地域情報発信の取り組み』として城西大学経営学部栗田るみ子教授と学生による城西大学(学生)、東上線NPOネット(NPO)、埼玉新聞社(企業)の協働による新聞紙面づくりの報告が行われた。
以下は、城西大学経営学部栗田るみ子教授と学生さんの発表の様子の学部のサイトに掲載されたものからの引用です。
http://www.josaikeiei.jp/?action=common_download_main&upload_id=663
「この取り組みは、埼玉新聞の現職の新聞記者の方の指導を受けながら、主にシニア向け の地域情報を集めて 1 枚の紙面を作るもので、今回は、自分達が記事を仕上げるまでに行 った、インタビューのこと、原稿作成のこと、地域化などの取り組みを調査したこと、など 記事ができるまでの一連の作業について発表を行いました。
経営学部 3 年の秋田直見さんや 4 年生の信田耕暢君は、この活動を通じて、地域活性化 の活動について、メディの威力について学ぶことができたことを、また、大連外国語大学 から城西大学に留学生しているリジュンテイさんは、1 つの記事を書くことで、日本語の 勉強はもとより、多くの日本人の方とお話できたこともあり日本の文化も学べたことを 発表しました。
更に、シニアの立場からは、城西大学健康市民大学に在籍するシニアの井上さんが、再度 大学で学びながら、学生とともに記事を書くたのしみについて発表しました。
会場に集まった様々な活動を行っていらっしゃる NPO の方々からは活発な質疑とともに、 励ましのお言葉をいただきました。
参加した学生達は、自分たちの活動は、多方面からのサポートがあることを改めて自覚 し、今後もさらに活動していきたいと抱負を語っていました。 この活動は現在も継続していますので、参加希望の方は学部事務室に相談してください。」
そして、チーム活動の報告としてインターン制度設計チームの大学・学生が活用できるNPOインターンのプログラム(制度)の説明と地域人財育成チームの地域とNPOをつなぐ「地域コーディネーター」の育成を目的としたセミナー(基礎力・応用力)についての説明が行われた。
グループディカッション「NPOのチカラ、大学のチカラ」では、事例報告やチーム活動報告の内容をもとに、NPO・大学が持っている資源を活かしてどのようなことができるのかについてのワークショップを行った。