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スローレポート 『S−Report』 (7/17号)
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◆◆◆ 「おさかなウィンナー」 ◆◆◆
人々による復興
3月のESDいわてミーティングでは持続可能な復興がテーマで、多くの復興に取り組む方々やNPOにお話頂きました。
このESDいわてミーティングの提言のひとつに
「自然の恵みをいかし、地域の知恵によるホヤなどの海産物のブランディングで持続可能な経済づくりをすすめる」という提言があります。
発表者のお一人の特定非営利活動法人三陸産業復興支援代表理事の高橋辰昇氏は、震災前から鮮魚店主として食と持続可能な地域経済の問題を考え、商品開発をしていました。
「今では「骨無しサンマ」や「骨無しアジ」といった加工品まで出回っていますよね。
本当に魚食普及を促進させるにも、この現状では困難極まりない。
しかし、今の食文化に見合うような食品(商品)作りは出来るのではないか?
ただ単に、我々水産業に携わる者が本気で考えていないのでは?
三陸に水揚げされた新鮮な魚介類を、沢山の人に食べてもらうためにはどうしたら良いのか?」(高橋氏)
そして、2009年に鮮魚店として「三陸に水揚げされた魚介を使用した粉もの!」、つまり、「魚介+粉もの」のコンセプトに新商品開発を始め、三陸「浜焼き」なる薄焼きを商品化しました。
この三陸「浜焼き」は、「いか・たこ・ホタテ・エビといった魚介を小麦粉に混ぜ焼いたものです。活気的な商品でした!取材のオファーが来ました。雑誌「monoマガジン(1-2.16号)にも取り上げられました。」(高橋氏)
そして、東日本大震災で高橋さんは仕事をなげうって震災支援の活動を行ってきましたが、今回、震災復興として支援活動でもあり、また、海の幸をいかした新たな商品をはじめました。
それが「おさかなウィンナー」です。
これは、「自然の恵みをいかし、地域の知恵によるホヤなどの海産物のブランディングで持続可能な経済づくりをすすめる」そのものです。
高橋さんは言います。
「「おさかなウィンナー」は、全国レベルの「魚食普及」と「国内自給率」の向上!
また、子どもたちへ「魚食」の推進(学校給食)、老人への提供(老後介護施設&病院)、はたまた普段の生活に「魚」をキーワードに入れてもらいたい!
日本は島国!四方を海に囲まれ~魚は昔から自給できる蛋白原だった。
今、蓄養が当たり前になり~食文化が変わり~安い肉加工食品へと変わって来た。その結果が「魚離れ!」
更に、バブル崩壊以降の円高によって、安い肉は勿論...安い魚も入って来た!
俺は、病床の親父から9年前に「高橋鮮魚店」を継ぎました。(中略)
今の鮮魚店....被災地で見ても~岩手県で見ても~全国的に見ても~
大変な商売には変わりません。
だからこそ~「お客さんに寄添った商売(商品作り)」をしていかないと生き残れないと思いました。」
それが「おさかなウィンナー」です。
「FISH SAUSAGE SHOP」 ヨロシクです(^_-)-☆
http://fishsausage.net/
このミーティングでお話頂いた他の方々や参加された方々も活躍されています。
岩手県立大槌高等学校用務・山田町船越小学校元PTA会長が黒澤克行氏は先週の地震津波警報の時も大槌高等学校避難所を立ち上げ、特定非営利活動法人
遠野まごころネット理事長多田一彦氏は、既存の事業を地元にまかせて、経済復興ための事業を拡大し、国道45号線に笑顔を届け隊隊長佐々木雷蔵氏は公私ともに活動し、先々週は東京で岩手の物産展を行い、特定非営利活動法人
くらしのサポーターズ副理事長吉田直美氏は被災者の経済的自立支援事業を行っています。
政府の政策が未達のままでも、人々の人々による復興はすすんでいきます。
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
「学びの共同体が地域をつくる!」
団体・グループのそもそものあり方をみつめたいアナタに!
全国で展開するステキな地域づくりの事例を通して、
「学びの共同体」とは何なのかを考えます。
男女共同参画も含め、多様な立場の人が生きやすい 地域づくりの実現をめざして、 <実践のためのポイント>を ワールドカフェ形式でわかちあいましょう!

■日時:2014年7月18日(金) 13:30~16:30
■会場:北九州市立男女共同参画センター‘ムーブ’5F 小セミナールーム
■参加費:500円(託児あります)
■定員:40名
 講師・ファシリテーター
長岡素彦
一般社団法人 地域連携プラットフォーム 共同代表理事
認定 NPO 法人「持続可能な開発のための教育の 10 年」推進会議(ESD-J)理事
★「学びの共同体が地域をつくる!」交流会もあります。
企画・運営 特定非営利活動法人GGP(ジェンダー・地球市民企画)
「ジェンダーや人権、暴力などについて、知識がある、或いは頭ではわかっているつもりでも、自己や社会を変革して行くための行動に結びつけるには、何か感情を揺り動かすきっかけが必要です。
特定非営利活動法人GGP(ジェンダー・地球市民企画)では、ジェンダーや人権、暴力などの問題に関心を持たない人が、このような問題を自分の身近なものとして考え、自ら主体的に行動を起こすきっかけづくりになるよう活動を広げたいと思っています。」
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楽しいワークショップと実践がいっぱい!「第32回全研」
ここで自主ラウンドテーブルを行います。
学校と地域で使えるワークショップ「ESDの作り方と持続可能な未来」
8月9日(土)の15:30~18:00 70分 聖心女子大学(東京都渋谷区広尾)
ここでは、ESDの総括年にあたり、今まで10年培ってきたノウハウでできた学校と地域で使えるワークショップを説明、体験します。
「ESDの作り方」は、実際に環境教育やいろいろな教育のプログラムをESDにしていくプログラム・ワークショップです。
これは実際に持続可能な地域づくりと小学校でのESD実践をもとに、文科省の国研のESDメソッドをもとに、環境省の実証事業として神奈川県内の多くの地域づくり関係者や教育関係者とで実施したものです。
「持続可能な未来」は、小さな地域の発展から震災・環境破壊などをテーマにESDを系統的学ぶプログラム・ワークショップです。
2003年以来も多くのESDワークショップを行い、震災後それらの集大成としつくられたのがこの「持続可能な未来WS」です。各地で実施し、また、全国でESDコーディネータープログラムを取り入れて、さらにバージョンアップして2015年に刊行されます。
1.「ESDの作り方」
あおざね社中 小宮菜摘さん(武蔵野美術大学)、 村山史世さん(麻布大学地域環境研究室)
2.「持続可能な未来WS」
持続可能な開発のための教育の10年さいたま、ESD学校教育研究会 長岡素彦
3.論議
32回目を迎える「開発教育全国研究集会」のテーマは「ESDの10年と開発教育-
持続可能な社会の実現に向けて教育ができること」です。
楽しいワークショップとたくさんの実践から、「こんな授業をやってみたい!」
「こんなプログラムを地域でやりたい!」というヒントを得られる2日間です。
開発教育、ESD、市民教育、国際理解教育などに関心のある方、学生さん、実践
者の方の参加をお待ちしています。初心者の方もぜひ、どうぞ。
▼日時
2014年8月09日(土)10:00~18:00(9:30受付開始/18:30~自由参加の懇親会)
2014年8月10日(日)10:00~16:30(9:30受付開始)
▼会場
聖心女子大学(東京都渋谷区広尾4-3-1)
https://www.u-sacred-heart.ac.jp/access/index2.html
▼参加費
2日参加 8,000円(DEAR会員・学生は6,000円)
1日参加 4,000円(DEAR会員・学生は3,000円)
▼対象
教員、学生(教員志望の方には特におすすめ)、NPO/NGO関係者、青少年団体、
国際協力・交流関係者のほか、テーマに関心のある方ならどなたでも。
▼1日目(9日)のプログラム
9:30- 受付開始
10:00-11:45 ワークショップ体験(7プログラム)
A. 開発教育入門講座「パーム油のはなし」をつかって(DEAR入門講座チーム)
B. ワークショップ版・世界がもし100人の村だったら(佐藤友紀/DEAR大阪)
C. 新・貿易ゲーム(向井一朗/桜美林大学)
D. 「援助」する前に考えよう(斎藤聖/DEAR理事)
E. 写真で学ぼう!地球の食卓(星久美子/DEAR)
F. もっと話そう!エネルギーと原発のこと(阿部眞理子/IVY)
G. 水から広がる学び(八木亜紀子/DEAR)
13:00-15:10 開会式+シンポジウム
『100人村』から、今、考える持続可能な開発
ゲスト 池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家・ 口承文芸研究家)
15:30-18:00 実践・研究報告(4コマ)&自主ラウンドテーブル(11コマ)
実践・研究報告(4コマ)
1.世界を知ろう・大切なものを考えよう・共に生きよう
2.スクールコットンプロジェクトによる、民官企業・学校・JICA連携
3.沖縄の学生によるESDの授業づくり‐学びの地図を活用して
4.高尾山ESD‐ダイアログの場から学びを紡ぐ
自主ラウンドテーブル(11コマ)
1.学校と地域で使えるワークショップ「ESDの作り方と持続可能な未来」
2.「児童労働とコットン」を考える体験型ワークショップ
3.新・「おいしいチョコレートの真実」体験ワークショップ
4.福島の家族会議After3.11
5.今日はフェアトレードの日!?
6.関東大震災ジェノサイドの残響‐開発教育に何ができるか
7.「ニホンジン」とは誰のことか‐多文化共生を読み解くために考える実践
8.防災教育ツールをつかって災害時の避難行動を考えよう
9.食育ゲーム「もったいない鬼ごっこ」
10.「世界一大きな授業」参加報告と実践への提案
11.参加者みんなで考える 人格形成のための出題例
18:30-20:00 交流会(参加費別途2,000円)
▼2日目(10日)のプログラム
9:30- 受付開始
10:00-15:30 課題別分科会(6コマ)
第1分科会 サスティナブルな学校づくりへ~愉しいESDへの第一歩
(ゲスト:横浜市立永田台小学校校長・住田昌治さん、他)
第2分科会 世界と私と未来をつなぐ授業づくり~ESD・開発教育を教室へ
(ゲスト:大阪府立西成高等学校・肥下彰男さん、他)
第3分科会 開発と障害~「感動をありがとう!」を越えて
(ゲスト:障害平等研修ファシリテーター・曽田夏記さん、他)
第4分科会 持続可能な貧困削減と開発教育
(ゲスト:逗子フェアトレードタウンの会・長坂寿久さん、他)
第5分科会 開発教育・ESD実践者の学びをふりかえる
(早稲田大学:近藤牧子さん・南雲勇多さん)
第6分科会 知り、考え、本当に行動できてる?~アクションに向けて
(ゲスト:自立生活支援センターもやい・稲葉剛さん、他)
15:45-16:30 全体会+閉会式
▼開催趣旨
今、地球上で起きている貧困や格差、人権侵害や環境破壊などの「持続不可能な
社会」の要因は、実は、日本の社会・経済の構造やわたしたちの生活のあり方に
大きく関係しています。
ESD(持続可能な開発のための教育/Education for Sustainable Development)
は、このような開発課題を構造的に捉え、自分とのかかわりに気づき、問題解決
のために行動することをめざす教育活動です。「国連ESDの10年」の最終年である
今年の全研では、あらためて開発教育・ESDがこの10年間でどのような取り組みを
してきたのかを、ふりかえります。
全国各地の開発教育・ESDの実践共有や経験交流を通して、みなさんと一緒に持続
可能な社会づくりの課題と方向性を見出したいと思います。
▼主催
第32回開発教育全国研究集会実行委員会
▼協力
聖心女子大学
▼後援
文部科学省、外務省、環境省、東京都、ユネスコ・アジア文化センター、
国際協力機構、「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議、
国際協力NGOセンター、関西NGO協議会、自治体国際化協会、他(申請中を含む)
▼参加申込み・お問い合わせ先:
特定非営利活動法人 開発教育協会(DEAR)
〒112-0002 東京都文京区小石川2-17-41富坂キリスト教センター2号館3階
TEL 03-5844-3630 FAX 03-3818-5940(平日10:00~18:00)
http://www.dear.or.jp/zenken2014/
※各プログラムは定員に達し次第締切ります。
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「かすかな光への」上映とワークショップ
http://kasuka-hikari.com/
日 時:2014年8月31日(日)午後1時30分
申込み:フォーム
https://ssl.form-mailer.jp/fms/75ccf218306831
場 所:文京区民センター3階3C会議室
(地下鉄春日, 後楽園駅)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
主 催:関係性の教育学会(EPA)
http://epajapan.jimdo.com/event/
参加費:500円
問合せ:kasan[at]mac.com
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