北九州市立男女共同参画センター‘ムーブ’
「学びの共同体が地域をつくる!」
7月18日、北九州市立男女共同参画センター‘ムーブ’で「学びの共同体が地域をつくる!」を行った。
これは特定非営利活動法人GGP(ジェンダー・地球市民企画)*の企画・運営で北九州市立男女共同参画センターの‘ムーブフェスタ’の一つとして行われた。
GGPが募集した参加者は幅広い年齢のジェンダー・子育て関係者、ESD協議会会員、市民、学生、市の協働担当、ESD係、市教委(社会教育)などのマルチステークホルダーが平場で話し合うことができた。
GGPの代表の岩丸明江氏による団体紹介とこの企画のねらいの説明が行われた。
次に、"学びで変えるー「学びの共同体」が地域をつくる"として、長岡素彦より学びで変えることやESDの説明や多摩市の「2050年の大人づくり」、伊豆市天城地区の「天城学習」や気仙沼市でのESD活動などの実例の紹介を行い、参加者の知りたい「学びあっている組織」の活動例を語った。
そして、ワールドカフェでは、自分たちの団体では、何が困っているかを話し合い、そのためにはどうしたらいいかの対応策を検討した。
その結果、学習グループが現状困っていることに対する具体的な3つの対応案ができた。
・学生に参加してもらう仕組み 大学祭などでのグループ合同の出店
NPO祭とか、具体的な企画案も出て楽しかった。これは学生さんの意見を聞いたことから、発展したものです。いろんな世代の交流が新しいものを生む、という発見ができて良かったです。(アンケートから)
・多世代協働・異世代共学の仕組み
皆さんと話をしていて思ったことですが、組織や機能はこのまちにはある程度あるということ。不足しているのは今日のような場ではないかと・・。(アンケートから)
年上の方ばかりのなかでとても楽しく話をさせていただいた。共通する悩みも多く、なんだか年を取った考え方を持っているような気がして複雑な気持ちだった。しかし、先輩方から学ぶことは多い。今日いただいた様々なアドバイスを活用していきたい。(アンケートから)
・価値観の多様な人たちとのコミュ二ケーションをとる
自分の住む地域で別の団体とより話をしようと思う。(アンケートから)
自分の価値観を押し付けない。いままでもやってきたつもりで、相手の話も聞くに徹していたつもりだが、まだまだ不足かもしれない。(アンケートから)
また、参加者は個人として得られたものがあった。(下記)
・あるつながりから今日の講座に参加しました。ここでまた、新しいつながりができたような気がして嬉しかったです。(アンケートから)
・市民サポを是非利用させて頂きたいと思いました。 (アンケートから)
・ESDという言葉は知っていましたが、内容をよく知りませんでした。今日はちょっとよくわかりました。自分の住む地域であきらめていたことも、多様な人の事例で他の地域でできていることを知るのは、とても重要だと思いました。 (アンケートから)
自分に関心のある分野だけでなく、そうでない人たちとも、いろいろ話したいと思いました。 (アンケートから)
*企画・運営 特定非営利活動法人GGP(ジェンダー・地球市民企画)
http://members3.jcom.home.ne.jp/ggp2/
「ジェンダーや人権、暴力などについて、知識がある、或いは頭ではわかっているつもりでも、自己や社会を変革して行くための行動に結びつけるには、何か感情を揺り動かすきっかけが必要です。
特定非営利活動法人GGP(ジェンダー・地球市民企画)では、ジェンダーや人権、暴力などの問題に関心を持たない人が、このような問題を自分の身近なものとして考え、自ら主体的に行動を起こすきっかけづくりになるよう活動を広げたいと思っています。」