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スローレポート 『S−Report』 (9/18号)
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◆◆◆ 「ESDの10年・地球市民会議2014」 ◆◆◆
8月21.22日、「ESDの10年・地球市民会議2014」(主催 文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、共催「ESDの10年·世界の祭典」推進ファーラム認定NPO法人「持続可能な開発のための教育10年」推進会議(ESD-J)、他)が国連大学で開かれた。
「ESDの10年・地球市民会議2014」は「国連ESDの10年」最終年事業として市民イニシィアティブによる複合プロジェクト「ESD地球市民村」は、「実践的なESDを推進・支援する多様な主体が集い、〈会議〉〈ワークショップ〉〈情報展示〉〈体験プログラム〉が複合化した、 参加体験学習スタイルの事業」のひとつである。
1)8月20日開催:「ESD実践モデル全国会議2014」
2)8月21日開・22日開催:「ESDの10年・地球市民会議2014」
3)ラーニングプログラムと情報展示
内容は「ESDにたずさわる多彩なプレーヤーが一同に会し、パネルディスカッションや円卓会議等、相互対話型で「国連ESDの10年」をふりかえり、未来につなげる提言を取りまとめます。」
UST 配信・アーカイブ http://www.ustream.tv/channel/esd2014
主催者の文科省政務官の挨拶、環境省政務官の挨拶などが行われた。
オープニング・パネルは、外務省、文科省、環境省の報告でESDの推進や学校指導要領、環境教育法改定、ユネスコスクールの成果報告、国連大学のRCE、PostESDのGAPの説明が行われた。続いて、EPO中部の新海氏の愛知の自治体、企業、商工会議所、学校・教委、拠点の取り組みの報告と提言、ESDJの阿部代表による市民イニシアティブによるESD推進と提言により、「国連ESDの10年」の世界と日本の成果をふりかえった。
そして、ESDがさらに広く社会で深化・発展するための方向性と課題を論議した。
ESDの10年のオフィシャルサポーター白井貴子さんのESDメッセージソングと南流石さんの振り付けによるダンスが行われた。
その後、2日間で3つの円卓会議・セッションと「次世代からのESD体験報告」が行われた。
円卓会議の自治体セッションでは首長が発表し、マルチステークホルダーで論議が行われた。
阿部多摩市、横山岡山市副市長、仲川奈良市長はESD、稲本内子町長、幸村豊田市副市長は持続可能なまちづくりの発表を行い、その成果を述べた。
多摩市は「2050年の大人づくり」、岡山市は公民館、中学校区単位のユネスコスクールによる地域の取組、奈良市は伝統と今を未来につなげる世界遺産教育、内子町は自治会主体のまちづくり未来計画、豊田市は環境モデル都市について報告した。
各自治体から「ESD」は市民自治の推進のツール、持続可能な地域づくりを意識化するツール、未来をつくるツール、豊田市の流の共働がであるなどが提起され、具体的には「総合計画」との関係で、自治会主体のまちづくり未来計画を総合計画にしていく、長期的視点を統合するツールものなどの論議がされた。
また、今後の政策として、2045の大人づくり、2050年の地域づくり、未来の普通をつくる、コーディネーターやESD市民協働推進センターなどが述べられた。
円卓会議の経済・労働団体セッションでは経済団体・労働団体が発表し、マルチステークホルダーで論議が行われた。
損保ジャパンの上席顧問の関氏(経団連、ESDJ)は社会的責任とESD、経団連自然保護連絡会の中井事務局次長は経団連と企業の取り組み、日本商工会議所の青山担当部長、東京商工会議所の北川調査役はeco検定、日本労働組合連合会の社会政策局の大木局長は労働組合の取り組みの発表を行い、その成果を述べた。
円卓会議のNPO・NGO関係者セッションではNPO・NGO関係者、公益団体が発表し、マルチステークホルダーで論議が行われた。
開発教育協会の上條代表理事は開発とESD、日本環境教育フォーラムの佐々木氏は自然環境教育とESD、あおぞら財団の林研究員の公害教育とESD、サイエンスカクテルの古田代表の科学技術コミュニケーション、これからの学びネットワークの堀江代表理事は平和教育とESD、国連ウィメン日本の三隅副理事長はジェンダーとESD発表を行い、その成果を述べた。
「ESDの10年・地球市民会議」のだいじなセッション「次世代からのESD体験報告」として小学生から大学生、ユースの発表が行われた。
持続可能な地域と世界づくりに何が大切で、何をなすべきかを考え、学び、実践している。
発表者
■ 那智勝浦町立市野々小学校
■ アイキッズ~エコアイディアキッズびわ湖~
■ 日能研
■ ESDあいち・なごや子ども会議(豊田市立藤岡南中学校)
■ 五井平和財団
■ 多摩&岡山ユネスコスクール
■ ガールスカウト愛知県三河北地区
■ ラムサールセンター
■ 中部大学
■ 岡山市京山地区ESD推進協議会
■ 奈良教育大学ユネスコクラブ
6年間の成果と2日間の円卓会議の議論、そして若い世代からのプレゼンテーションを踏まえて、ESDのあり方を論議した。
最後に、これまでの論議をもとにESDの10年・地球市民会議からの提言をおこなうとのこと。
前川文部科学審議官(元初等中等教育局長)の閉会のご挨拶が行われた。
「私はESDをすすめていく。グローバル人材は競争だけが強調されているが、地球の中で共生していくことが重要であり、グローバル人材は競争力だけではない、必ずESDを入れていくようにしている。」
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
ESD推進のための公民館 - CLC国際会議
2014年に、「国連ESDの10年」の最終年会合である「ESDに関するユネスコ世界会議」が日本で開催されます。その一環として、岡山市、公民館・CLC会議実行委員会、文部科学省の主催により「ESD推進のための公民館 - CLC国際会議」を開催します。
●目的
ESD推進における公民館とCLCの重要性を確認する。
公民館とCLCにおけるESDの好事例を共有し、成果と課題を議論する。
持続可能な社会づくりにおける公民館・CLCのビジョンを討議し、その実現に向けた方策を提言する。
●開催概要
日時2014年10月9日(木)~12日(日)
会場岡山コンベンションセンター(岡山市北区駅元町)、市内公民館(分科会)
主催等
主催:岡山市、公民館・CLC会議実行委員会、文部科学省
共催ユネスコ アジア・パシフィック教育事務局(ユネスコ・バンコク事務所)
ユネスコ アジア・パシフィック科学事務局(ユネスコ・ジャカルタ事務所)
ユネスコ生涯学習研究所(UIL)
公益社団法人 全国公民館連合会
協力国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
公益財財団法人 ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)
日本公民館学会
日本社会教育学会
参加者公民館およびCLC関係者、ESDの実践者および関心のある人等。
http://kominkan-clc.jp/
板橋54万人・一人ひとりの尊厳を実現する地域文化を目指して
~ESD10年の学びとこれからの実践~
私たちの30余年の歩みを振り返ると、1981年「国際障害者年」、2001年「国際ボランティア年」、そして2005年「ESD10年」の「国際年」の理念・目標は、私たちの内発性を刺激し、連帯をつくる契機となってきました。つまり、それぞれの国連のメッセージに呼応した活動は、現在の様々な展開につながる道筋になったといえます。2001年「国際ボランティア年」に発足した当法人は、学びと実践を活動の軸としてきました。例えば、大原社会教育会館と共催した「いたばしボランティア・市民活動フォーラム」は、現在までに107回開催し、多様な分野・テーマで課題解決型学習を行なってきました。ESDについては、「開発」を「創造」と読み替え、「ともに創る未来のための学びの10年」として取り組んできました。
その集大成と言えるものが、「いたばしまちの学校」の開催です。当法人が協働している社会教育会館やいたばし総合ボランティアセンターに区民を呼ぶのではなく、区民が住む地域の施設を会場としました。そして、地域の住民が、それまで住んできたまちで、住み続けるためのしくみづくりについて学び、その場に参加した人たちがつながるきっかけを提供しました。
今回のフォーラムは国連・ESD10年の歩みを概観するとともに、私たちの板橋で、どのように関連する事業が展開されたのかを振り返ります。また、10年の歩みを通して、一人ひとりの尊厳を実現する地域文化を創るための、学びとこれからの実践を話し合います。
第1回 ESD10年の歩みで板橋は何を獲得したのか?
日 時 平成26年9月13日(土)18:00~20:30 会 場:大原社会教育会館
課題提起 1)ESDを生かした板橋の取り組み ~その価値と意義~
・ESD—J推進協議会理事 NPO法人エコ・コミュニケーション代表 森 良
2)板橋の10年の歩み ~「ともに創る未来のための学びの10年」の実践~
①自分発・地球経由・地域着 ②2011.3,11東日本大震災への支援 ③いたばしまちの学校
・NPO法人ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし理事長 広瀬 カズ子
討 議 1)グループ討議 ➊加藤勉 ❷篠原恵 ❸広瀬カズ子 ❹吉野友二 ➎
2)全体討議
まとめ エコ・コミュニケーション代表 森 良
コーディネーター:社会教育主事 齋藤真哉
第2回 そしてこれから
日 時 平成26年10月4日(土) 18:00~20:30 会 場:大原社会教育会館
課題提起 1)~一人ひとりの尊厳への実践は地域をつなげ、地球をむすぶ~
・ESD-J推進協議会理事 NPO法人エコ・コミュニケーション代表 森 良
2)一人ひとりの尊厳を実現する地域を目指して
①「いたばしまちの学校」そして「ハンナ・アーレント」上映への思い
②私たちで創る“地域包括ケアシステム”
・NPO法人ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし副理事長 加藤 勉
討 議 1)グループ討議 ➊広瀬カズ子 ❷篠原恵 ❸加藤勉 ❹吉野友二 ❺
2)全体討議
まとめ エコ・コミュニケーション代表 森 良
コーディネーター:社会教育主事 的野信一
共催 いたばし総合ボランティアセンター
板橋区教育委員会 (生涯学習課大原社会教育会館)
特定非営利活動法人ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし
問合せ 特定非営利活動法人ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし
電話 5943-1888 FAX 5943-1888
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