6/4の参議議員会館での野党とCSO(NGO、NPO)の「SDGs(及びコロナ)に関する協議」でした。年末に与党公明党とは実施済み。国会議員とSDGs市民社会ネットワーク関係者で実施しました。
・議題・内容
SDGsボトムアップ・アクションプラン2020、SDGsとCOVID-19 SDGs市民社会ネットワーク
COVID-19と防災(下記)
COVID-19とジェンダー、SRHR
COVID-19と若者、子ども
COVID-19と環境の課題
・質疑応答・討議・意見交換 上記発表等に対する意見交換
・COVID-19危機下での防災・減災
長岡素彦
JCC-DRR防災・減災日本CSOネットワーク
https://jcc-drr.net
SDGs市民社会ネットワーク 防災・災害リスク軽減ユニット
・仙台防災枠組にもとづいて
第3回国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組 2015-2030」は、2030年までの15年間、世界の国々が、こ の枠組に沿って防災・減災に取り組んでいくもので、COVID-19対策の枠組としても有効。
指導原則は数多く定められ、「災害リスクを管理することは、人々とその財産、健康、暮らし、 生計の手段、文化、環境 を保護し、人権を守ることになる」などがある。
そのうち、「防災・減災のために、社会全体が協力することが必要である。さまざまな立場の人が参加すること、とりわけ女性や若者のリーダーシップが重要。政府と市民が協力し、役割分担を進め、地域の自治体やコミュニティの能力を強化すること。」が重要
JCC-DRRブックレット「市民のための仙台防災枠組2015-2030」 https://jcc-drr.net/wpJD/wp-content/uploads/2017/05/SFDRR_2a_2018.pdf
・「減災」支援と被災者の貧困対策を強化
「優先課題5.災害の防止と被害の軽減、生活に必要なインフラの確保」のうち「『減災』支援と被災者の貧困対策を強化」
(1)国内・国際的な問題ー自然災害、人工災害の継続的被害に加えて、COVID-19の影響を受ける人々への対策。
(2)COVID-19の問題とSDGsの1「貧困」だけでなく、2「食料・飢餓」、5「ジェンダー平等」、8「経済・雇用」、9「レジ リエントなインフラ構築」、11「持続可能な都市」などの問題は共通しており、これに対し国内外での資金供与・技術移転・ 能力開発等の包摂的な対策をすることが「誰も取り残されない」といった観点からも非常に重要。
・その他
国際基準のスフィア基準などに則った運営・避難所運営を
防災・減災に取り組む市民社会の世界的なネットワークであるGNDRがCOVID-19対策を発表
国内の災害支援ネットワークJVOADによる「サポートブック」「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況におけるボランティア・NPO等の災害対応ガイドライン」
参考 SDGsボトムアップアクションプラン2020(完成版)
・SDGsの理念に基づく「COVID-19」対策を(P7)
・優先課題5.災害の防止と被害の軽減、生活に必要なインフラの確保(P27.28)