日本開催のG7広島サミットに向けて:変革の時代における市民社会の提言(コアリション設立記念イベント)を開催しました。
今回や今後の内容は公式ウェブサイトに。
https://g7-cso-coalition-japan-2023.mystrikingly.com/#home
【7/8開催】G7広島サミットに向けて:変革の時代における市民社会の提言
2023年のG7サミット首脳会合の開催地が広島に決まりました。核兵器を保有する3カ国を含むG7首脳が被爆地を訪れることになります。
G7サミットでは、世界の経済、安全保障、環境、保健、人道支援など、幅広い議題が話し合われ、関連する閣僚会合も日本各地で開催されます。しかし、国連には190を超える国が加盟している一方で、サミットにはたった7カ国しか参加していません。G7での決定や政策は、世界中に大きな影響を与えます。
そこで、様々なステークホルダー(利害関係者)がサミットで話し合われる議題に対して提言を行う「公式エンゲージメント・グループ」が設置されています。その一つである「市民社会」は、G7各国だけではなく、世界中の市民社会組織(CSO)や非政府組織(NGO)が集まって、各分野での政策提言を実施します。日本で活動する市民団体やNPOからの参加も期待されています。
来年のG7広島サミットに向けて、議長国を務める日本の市民社会の連合体「G7市民社会コアリション2023」が、この5月に設立されました。教育・保健・環境・気候変動・防災・若者および子どもの権利などの諸課題に取り組む74のNGO・CSOと19名の個人が参加しています(6月27日現在)。首脳会合の開催地・広島、そして、世界中のNGO・CSOとも連携し、「誰一人取り残さない」という持続可能な開発目標(SDGs)の理念を具体化するために様々な活動を展開していきます。
ウクライナ情勢が長期化するなかで人道支援や難民受け入れはどうあるべきか、社会のあらゆる側面に影響を与え続けている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)および新たな感染症への対処をどうするのか、世界的な資源や食料価格の高騰で不安定になる多くの人々の生活を立て直すために政府による施策はどうあるべきか、世界中の若者が声を上げて対策を求めている気候変動にどう立ち向かうのか、ますます広がる所得・資産や教育・社会保障の格差をどのように是正していくのか、そして、表現の自由や各種規制の強化など市民社会による自由な活動空間(市民社会スペース)が縮小している問題にG7として具体的な解決策を合意できるのか。
様々な角度から市民社会による提言を議論します。
■日時:2022年7月8日(金)10:30-12:00
■形式:Zoomを用いたオンライン開催
■申込:https://bit.ly/220708_G7_CSO
■申込締切:イベント開催時まで受け付けます
■プログラム:
・開会挨拶
木内真理子(G7市民社会コアリション2023 共同代表、ワールド・ビジョン・ジャパン 事務局長)
・2023年議長国からの挨拶
鈴木浩(外務省外務審議官[経済]、G7シェルパ)
・セッション1:G7が取り組むべき課題
稲場雅紀(GII/IDI懇談会NGO連絡会 代表)
遠藤理紗(「環境・持続社会」研究センター 事務局次長)
内田聖子(アジア太平洋資料センター 共同代表)
・セッション2:G7が取り組むべき課題
櫻井彩乃((#男女共同参画ってなんですか 代表、公益財団法人ジョイセフ I LADY.ディレクター)
渡部朋子(ANT-Hiroshima 理事長) *
李炯植(Learning for All 代表理事)
大野覚(茨城NPOセンター・コモンズ 常務理事・事務局長)
・閉会挨拶
松原裕樹(G7市民社会コアリション2023 共同代表、ひろしまNPOセンター 事務局長)
*全体司会:新田英理子(SDGs市民社会ネットワーク 事務局長)
*セッション1・2進行:堀内葵(国際協力NGOセンター シニアアドボカシーオフィサー/THINK Lobby 副所長)
■主催:G7市民社会コアリション2023