「第11回震災問題研究交流会」
発表「防災・減災の共創的 ICT プラットフォーム」
1. 代表からのご挨拶
震災問題研究交流会は、東⽇本⼤震災をきっかけにして企画されたものです。震災の発⽣直後から⽇本社会学会の研究活動委員会を中⼼にして研究者同⼠の被災現場の調査研究状況などを共有するために震災情報連絡会が設けられ、それを基盤にして第1 回の研究交流会が開催されました。その研究交流会はその後の災害発⽣状況などに鑑みてテーマを拡⼤しながら、毎年続けられてきました。現在では、⽇本社会学会内に置いている防災学術連携体担当(連携委員)と、社会学的視点をベースにおいた災害研究をめざす研究集団<『災害と社会』研究ネットワーク>(これまでの震災問題研究ネットワークから名称変更)との連携というかたちで開催しております。
近年では、世界中で猛威をふるったコロナ禍による⽣活への広範な影響、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのパレスチナ侵攻など、世界的に不安定で先⾏きが不透明な国際状況が継続しています。日本では今年元旦に能登半島地震が発生し、夏場を挟んで全国各地で台⾵や集中豪⾬などの⾵⽔害や⼟⽯流災害が頻発しています。
本研究交流会では、これまで、東⽇本⼤震災に限らず、昨今の甚⼤な⾵⽔害、コロナ禍のなかで顕在化してきた社会課題など、災害・惨禍と社会との関わりや影響を含め幅広い研究交流を⾏ってきました。今年度も、災害事象全般に関する報告を受け付けますので、是⾮下記の要領に従って、⼀般報告の申し込みをお願いいたします。この交流会では、発表者だけでなく、参加して⼀緒に討論していただける⽅、社会学者と⼀緒に議論してみたい他分野の研究者、⾏政担当者、マスコミ関係者、災害研究に関⼼をお持ちの⽅にも参加していただいております。
2.交流会の開催日程と形式
今年度は、2025年3月22日(土)、23日(日)両日で、会場(早稲田大学の予定)での対⾯開催を主とし、⼀部Zoomによる遠隔リアルタイム⽅式も⽤いたハイブリッド形式の研究会として開催する予定です。
本交流会では、研究発表を募集して最新の研究動向を共有する時間を確保するとともに、今後の災害研究に関連する討論の時間もなるべく確保するため2⽇間の⽇程としております。