多様な関係者が協働するにはコーディネーターが必要
新河岸川の清掃・美化活動がふじみ野をはじめ川越、富士見、志木、朝霞、和光などで活発に取り組まれ、自治会、まちづくり団体、NPO など住民の中だけでなく企業などにも広がっています。 地域の多様な関係者が垣根を越えて協働して取組むのがまちづくり、地域づくりです。
しかし、多様な関係者が関わるということは、価値観、考え方、行動パターンの違いから、摩擦や対立も生まれてくることになり、それを超えて、共通のビジョン(どんな川、どんな地域にしていきたいのか)や協働の調整や役割分担(そのためになにをいっしょにやり、なにをそれぞれでやるのか)についての合意形成を図っていくことが必要になってきます。
●<よく聴く・質問する・つなぐ>がコーディネーターの仕事
その役割を担うのがコーディネーターです。コーディネーターは次のような働きをする人です。
① よく聴く:関係者、当事者の話をよく聴き、相手の話のポイントをつかむ
② 質問する:ポイントに対して突っ込む質問をして、より深く相手の意向、考えを引き出す
③ つなぐ:相手のやりたいことがはっきりしてきたら、パートナーになりそうな人・団体につなぐ、調整する このような調整型のリーダシップを持つ人はどんなところにも必ずいます。市民・住民団体にも、行政にも、企業にもいます。そのような(団体)内部のコーディネイターと全体を見渡すコーディネイターを発掘・育成し持続可能な地域づくりのために役立てていきたいと考え、本講座を開催します。
主催:地域コーディネイター育成講座実行委員会
共催:東上線NPOネット 地域雇用推進委員会
協賛:ふじみ野市、ふじみ野市教育委員会
助成:公益財団法人サイサン環境保全基金
実行委員会メンバー:赤土原町会長丸山利男、、ECO ICE ふじみ野、エコ田んぼビオトープNORA、クムスタカリンク、埼玉県生態系保護協会ふじみ野支部、舟運・ふじみんの郷、西埼玉温暖化対策ネットワーク、花と緑部会、東入間青年会議所ふじみ野支部、文京学院大学、美豊の会、
【会場】上福岡西公民館ホール 上福岡駅西口徒歩3分
【日程】
9/13 (木) コーディネィターについて 18:30-21:00
9/20 (木) ファシリテーター講座 18:30-21:00
9/30 (日) まちづくりのビジョンとコーディネィターの役割 13:30-16:30
アイスブレーキング
①レクチャーと討論「まちづくりのビジョンとコーディネィターの役割」
②ワールドカフェ「ふじみ野をどんな地域にしていきたいか」
③ふりかえりとまとめ(必要なスキルの整理)
10/14(日) コーディネィターのスキルとビジョン 13:30-16:30
①前回の概要紹介、本日の課題提起
②ワークシヨップ「地域でのコーディネートの課題」
③相談対応ロールプレイ
④ふりかえりとまとめ
11/11(日) 合意形成のスキルとコーディネイトプランづくり 13:30-16:30
①前回の概要紹介、本日の課題提起
②合意形成のスキル「地域でのコーディネートの課題のランキング」
③プランニング「私のコーディネイトプラン」
④ふりかえりとまとめ
【講師] 森 良さん
学びと参加をつなぐコーディネーター。
1993 年より ’コミュニティ・エンパワーメント( 地域の力を引き出す)をミッションとするNPO/ECOM(エコ・コミュニケーションセンター)の代表を務める。
そのほかESD-J(「持続可能な開発のための教育の10 年」推進会議)理事、CEPA ジャパン(生物多様性についての教育・普及のNGO)理事、学習院大学・法政大学・大東文化大学・大正大学非常勤講師、多摩市・稲城市教育委員会ESD 研修専任講師など。