『 ケーススタディ・ノート 協働でまちをつくるのだ!
-埼玉におけるNPOと自治体の協働に関する事例調査報書 』
(愛称 「協まち本」)
編集・発行: 特定非営利活動法人さいたまNPOセンター
NPOと自治体を考える自主研究会
発行: 2004年1月 A4判・116頁
★完売いたしました!(2006年3月)
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◆ 第3回「日本NPO学会賞(研究奨励賞)」受賞! ◆
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2005年3月21日、「日本NPO学会第7回年次大会」において、『ケーススタディ・ノート 協働でまちをつくるのだ!』が第3回「日本NPO学会賞(研究奨励賞)」を受賞いたしました。NPOが取り組んだ調査研究では初めての受賞です。表彰式での講評は、下の方(続き)に掲載しています。
(参考 : 日本NPO学会のホームページ)
▼NPOと自治体職員が見て・聴いて・考えた…
・NPOと自治体職員がいっしょに協働事例のアンケート調査・ヒアリング調査を実施。さらに、具体的な事例検討(ケーススタディ)から「協働のあり方」をまとめた他に例を見ない調査報告書。
・「協働のあり方」では、「まちは誰のもの?」「公益や公共とは?」から解きほぐし、「協働でまちをつくるのだ!」を大胆に提案。よりよい協働のために、NPOと自治体に必要な20のポイントを提示。
・NPOと自治体の「協働」を考える関係者に必読の書!
▼「NPOと自治体を考える自主研究会」とは…
・2000年11月に、NPO法人さいたまNPOセンターの呼びかけで発足した、NPO活動実践者と自治体職員が「NPOと自治体の協働」のあり方を考えるプロジェクト。
・2004年6月のプロジェクト終了後、活動をさらに発展させるため、同年10月、有志のメンバーで「協働→(による)参加のまちづくり市民研究会」(略称「協まち研」)を設立しました。
・「協まち研」は、まちの課題を市民一人ひとりの参加によって解決するための「協働」のあり方を研究・提案する活動を、NPOと自治体職員のメンバーで行っています。
▼目次
第1章 総論 「協働のあり方 20の提案」
1 協働って何だ?
2 協働を始める
3 協働にとりくむ
4 協働を振り返る
第2章 アンケート調査 「委託と共催 NPO・自治体それぞれの実態」
第3章 ヒアリング調査 「協働でまちをつくる埼玉の8つのとりくみ」
第4章 公開学習会の記録 「よりよい協働を進めるための5つのしくみ」
第5章 資料集
▼「はじめに」から…
本書は、NPOの入門書でも、協働の概論書でもありません。本書を読んでいただきたいと考えるのは、現に協働にとりくみ、あるいは、これからとりくもうとされているNPO活動実践者や自治体職員の方々です。とくに総論では、協働を始める段階や、協働にとりくんでいる段階、協働を振り返る段階で、議論や実践にご活用いただけるように、NPOと自治体にとって必要と思われることを20の提案にまとめました。また、協働にとりくむ前提として、解決しようとするまちの課題や「公益」「公共」をどのように考えればいいのか、そして、「協働」で何を目指そうとしているのかについても、できるだけわかりやすいことばで解説しました。
本書は、NPOで活動する者と自治体職員による研究会のメンバーが、具体的な事例や現場から協働のあり方を考え、双方の視点でいっしょになって議論し、そのポイントをまとめたものです。まだまだ協働の多くが手さぐりでとりくまれている現状のなかで、一つの方向を示すことができたのではないかと考えています。本書が、それぞれのまちで、NPOと自治体とが協働にとりくむ際の一助となり、新しい公共を創造する「協働のまちづくり」に結びついていくことができれば幸いです。